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ビジネス関連書籍の紹介日記です

やむなく副業を始める人が読む本 関行宏

この本は、関行宏さんの書かれた副業のはじめ方に関する本です。
このごろは副業解禁の流れにより、副業やってみようと考える人が増えています。
その一方で、「では初めて副業をするのに一体どんなことから手を付ければいいか?」悩む人も多いのではないでしょうか。

こちらの本はそんな副業初心者に最適な一冊です。初心者が始めやすい副業の具体的なリストや、必ず副業に関わってくる確定申告について記載されています。
また、現在勤めている会社に副業の事がバレたくない場合、一体どんな手続きをすればいいかなど、副業に関わるあらゆる事について具体的にまとめられています。

一方で、副業を続けていく上での心構えやコツについても記載されています。
副業を始めたのはいいけれど、ハードすぎて本人が参ってしまうようでは仕事も長続きはしません。

副業を始める人の本業の就業形態も様々なので、一概に「これをやれば儲かる」という安易な意見はこの本では述べられていません。
その人が自分にとっていくら必要で、どれぐらい働けばいいのかという指針もこの本では示されています。副業と言ってもハードなものばかりではなく、ポイント稼ぎなど気軽なものもあることにもきちんと触れています。

著者自身は本業の傍らで副業をスタートするきっかけがあり、次第にそちらの業務のウェイトが大きくなっていく事で、本業と副業のバランスが崩れた経験をしています。

その経験則から述べられている本業と副業のバランスの取り方についての話は、副業初心者でなくとも大いに参考になるのではないでしょうか。

また副業を始めるとなると税金関連の申告が複雑になり、申告を誤ると会社に「副業バレ」することにもなりえます。いくら会社で副業OKの指針が出ていたとしても、副業の事が周知になっていると本業がやりづらくなる側面もあるでしょう。
そういった場合への対策として、どのようにすれば「副業バレ」せず副業をすることができるか、具体的に書類の提出方法なども記載されています。

いまや副業をする事へのハードルが以前に比べてかなり下がりましたが、
やってみたいと思っても、とっかかりが無いとなかなか一歩踏み出せないのが現状だと思います。そんなとき、この本を参考にすれば現実問題どんなことが起こりうるのか。
あるいはどういった対処をしなければならないのかを、著者の体験に沿って追体験することができます。

この本のタイトル通り、「やむなく」副業を始めようと思う初心者副業ワーカーにとっては、具体的にどんな準備をしてどう働いていけばいいかを知るのに、最適な一冊だと思います。

副業に関する経験則とアドバイスが詳しくかかれている

今までの副業に関する書籍では、一体どんな副業が世の中に転がっていてどれくらい儲けられるか。あるいはそれに関わる確定申告について簡単に記述してある本が大多数だったと思います。
それだと具体的なイメージも湧かず職業についてカタログのように見るだけで終わってしまいがちですが、
こちらの本では副業に関する具体的な経験則とアドバイスに、多くの行が割かれています。

例えば「どうして副業をしたいのか?」と問われれば当然お金が欲しいからですが、
では「実際どれだけ自分にとってお金が必要なのか」という事を次に問いかけられます。
ネットショップ代行にしても、バイトや在宅ワークにしても、本業ありきの人では自分が副業に割ける時間には限りがあるからです。

あなたは毎日本業を終えた後帰宅して、それから数時間副業に自分の時間を費やす生活が果たしてできる人なのか。あるいは毎週末日曜だけ副業をすると決めたら、それを持続して行っていけるのか。
自分だけの問題でなく、家族と生活する中でそういった仕事の継続が本当に可能なのか。
実際に副業をはじめる事で、体を壊したり、家族との時間も減り家庭内がギクシャクするようでは本末転倒です。ですから著者は、各々で本当に持続していける副業のあり方を探るのが大切だということを、しっかりこの書籍の中で述べています。
時間と働く量と自分のストレスとのバランスをいかに取っていくか。
タイムテーブルの組み方や、いくら稼ぐ必要があるかなどをこの本では読者と一緒に探るようになっています。

また読んでいて個人的に目から鱗だったのは、「本業と競合する事は副業としない」という事です。慣れているからこそ同業を副業として手を出しがちですが、
当然そうなれば本業の人と副業の上で顔を合わせたりライバルとなって競合する可能性があるわけです。そこで本業の仲間とうまく手を組めれば問題ないのですが、仕事の取り合いになればそれは本業の仕事に当然ヒビが入ります。
こういった具体的な記述は、私自身の副業選びに関しておおいに参考になりました。

確定申告についても、人によって必要な場合と不要な場合で別れてくるところです。
それに関しても具体的に必要な人は何が必要か、そうでない人はどうすればいいのかと具体的に書かれています。節税にも関わる青色申告に関してもきちんと触れられていますが、もっと詳しく知るためにはさらに専門の書籍を別に読むと、参考になるのではないかと思いました。

副業リストに関しては、全体的にどんな仕事があるのか。
そして、どのように収益を上げているのかということの全体的に触れていると思います。
その上でどういったタイプのどんな環境にいる人が、どの仕事に向いているのかを表で表示されています。
仕事によっては拘束時間が多いものや、自分のペースでできるものなど色々タイプがあります。それに伴って収入の大小も変わってきますので、あなたに合うタイプの副業がどれなのか判断するのに、その表はとても参考になると思います。


副業をはじめたいけど何をしたらいいのかわからない方におすすめ

副業を始めたいけれど、何から手を付けていいか分からない。
自分には何が向いているのか分からないといった人に、まずは一読してもらいたい本です。また、無理をしても長続きはしないこと、どうやって働くのが副業として成立していくのかを、よく知りたい人にぜひ読んでもらいたい本です。

著者に関しては、最終的に副業の方が本業よりもウェイトが大きくなり、
副業が本業になるという事態にまで発展したそうです。
得意な事が本業になるというのはとても希望を感じさせられますが、一方でそれだけに苦労も多かった事がこの本を読むと分かります。何よりそこで語られているのは、ワークバランスの取り方が大切だということでした。

本業に就いている以上は本業をおろそかにはできませんし、一方でうれしい悲鳴である副業の発展も、徹夜をしたり週末を削って時間を割かなければならない状況になります。

その体験談は好きな事、得意な事が苦痛にもなる過程が伺えますし、独立していく中でのローン審査への通りにくさ、他にも苦労した面について触れています。

お金が必要だったり、あるいは仕事を頼まれて副業を始めた人にとって、副業が大きくなることは自分の時間もどんどん限られていくことを意味します。
「そういった状況にどれだけ自分が妥協できるか」を理解するのも、副業をしていく上でのポイントだと知ることができました。

副業でお金が得られるというのもいい事ばかりではありません。ラクして儲けられるということは滅多になく、でも地に足のついた「稼ぐこと」を学ぶのに、とても役に立った一冊となりました。

同様の書籍を何冊も読んでいる人には重複する事項もいくつかあると思いますが、
そんな人にも、副業に対する心構えや一人の実体験として読めば、新しい知識になるのではないかと思います。

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やむなく副業を始める人が読む本 (アスカビジネス)

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