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ビジネス関連書籍の紹介日記です

孤独になれば道は拓ける 千田琢哉

近年SNS等の急速な普及により、若者を始めあらゆる世代の方々が「孤独」を恐れるあまり、自分を美化しようと必死になり、周りからの見られ方を常に意識した生活をしています。

それらの行為はほとんどが逆効果であり、人間の「本質は一人」という部分を改めて気が付かせてくれる内容が山ほど書かれています。
それだけでなく、必死に群れることの無意味さを知ることで、自ら「孤独」を選ぶことで、成功をぐっと自分に引き寄せることができるというような内容も書かれており、
より一層、メディア社会に染まっている自分に対して疑いをもつことができ、もう自分の好きなように楽に生きていこうと思うことができます。

 群れることで知らず知らずのうちに失っている自分の貴重な時間等が具体的に書かれており、読めば読むほどに自分に当てはまる文面がどんな方にでもあると思います。
属しているグループや、関わっている周りの人間にどう思われるのかばかりを気にしていて、何か行動を起こしたくても、周囲と逸脱した言動・行動をとることを極端に嫌がり、自分の可能性を閉ざしてしまっているという点は現代人のほとんどの方に当てはまるのではないでしょうか。
それらに当てはまる人々は結局ストレスまみれの人生を永遠に過ごし続けなければならず、それらに当てはまらないごくわずかな人間たちが成功している、
自分の好きなことをして充実した毎日を送っているということが、この本を読むとよくわかります。
この本では「孤独になると~」という書き方で、「孤独」になったことにより、得ることができる事柄が沢山書かれています。
それらの各項目のどれを正解と受け取るかについては、もちろん個人差はあると思いますが、少なからず想像以上に自分に当てはまる部分が必ずあると思います。
周りの目を気にして、なかなか言い出すことができなかったことや挑戦できなかったことについて、すぐにでも「孤独」を選び、自分の思うように行動することを後押ししてくれます。

群れの中で長い間生きてきたせいで、自分という存在、人生がどれほど貴重で大切なものなのかが霞んでしまっている方々がそれに気が付き、
群れから飛び出し、自分の人生を取り戻せるよう、長年麻痺してしまっていた感覚を呼び起こしてくれるような内容となっております。
筆者がどのようにしてマインドが変わっていったのか、「孤独」になり、何を手に入れてきたのかについても書いてあります。


孤独になることで自分を見つめ直すきっかけになる


私は学生時代から、周囲の目を気にしながら、同調することばかりを考えながら日々生活をしてきました。
心のどこかでその状況に息苦しさを感じていましたが、いきなり周囲の人間たちと縁を切ることはなかなかできるものではありませんし、当時はそんな勇気もありませんでした。ですが、この本では感じていた息苦しさが決して間違えだったわけではなく、誰もが感じているものではあるものの、
ほとんどの人がその環境に居座ることしか選択できていないだけだということがよくわかりました。

本書では「孤独になると~」という大項目が8項目設けられていますが、それらの項目を抜粋して例に挙げると、
3章の「孤独になると時間が増える」とう項目では、
自分が属するグループのメンバーに「嫌われてはいけない」とう暗黙の掟が、見えない鎖となってあなたを縛っているという趣旨の言葉が書かれているが、
まったくその通りではないでしょうか。ランチをする店やメンバーも暗黙で決まっている、退社時間や退社後の付き合いさえも暗黙で決まっている。
それだけでなく、周囲より目立ってはいけない、目上とされている相手を差し置いて抜け駆けしてはいけない、成功してもみんなの見ている前で露骨にガッツポーズしてはいけない等々…。
私の場合は、見事に全てが当てはまったので、心の底から自分の人生がいかに他人本意に回っているかという現実を思い知らされたような気持になりました。
自分が飛躍しようとすれば必ず手かせ足かせとなって、スピードを大幅に鈍らせるのが、この暗黙の掟だということです。

4章の「孤独になるとお金が増える」とういう項目では、
30代独身サラリーマン達とのお金の使い道についての会話を例に挙げながら、それがいかに無駄な浪費であるのかについて書かれているが、これもほとんどの方に当てはまるのではないだろうか。
事あるごとになぜか開催される趣旨不明の飲み会なんていうのはその典型です。
実態は開催された趣旨なんて二の次であり、上司たちが気持ちよくなりたいがためだけの場であることが大体であり、ただの無駄な時間でしかないということがこの章でよくわかります。貴重な自分の時間とお金をそんなことで浪費する必要は一切ないということです。
更に、周囲の人間と見栄を張りあって無駄にブランド品を購入してしまうという話もでてきますが、これも確かにそうだなと思わざるを得ません。
お互い言葉にはしなくとも、周囲より良く見られたい、負けたくという気持ちは少なからずあるのは間違いないので、それに縛られている限り無駄な浪費は永久に終わりを迎えることはないということです。
例に挙げたのはたったの2項目だけですが、それだけでもとても自分を見つめなおすきっかけになりませんか?


何か行動を起こしたい人におすすめする書籍


筆者の千田琢哉さんも、かつては群れの中にいた1人だったそうです。
私自身もそうでしたが、この本を読み、自分がいかに狭い世界で捕らわれながら生きてきたかに気が付くことができ、群れから離れることを決意しました。
今は自分のペースで生活ができているので、群れている頃に比べ、遥かに人生が豊かになったということは言うまでもありません。
同じように心の底では何か引っかかるものを抱えながら群れの中にいて、自分の可能性を閉ざされている人は大勢いらっしゃると思います。

そんな方々には是非この本を読んで頂き、その群れから飛び出す勇気をもち、行動を起こして本当の意味での自分の人生を歩んでいって頂きたいと思います。
仮に群れから飛び出すまではいかなかったとしても、自分の人生をいきるというマインドを手に入れることで、群れの中に居ながらも今までより自分のために生きることができるはずです。この本で確実に考え方に変化は出てくると思いますので、興味が少しでも湧いた方はぜひ読んでみて欲しいです。

誰とも見栄を張りあう必要がなく、自分が好きな時に好きなことに没頭ができるようになり、向き合うのは自分自身の身になった時が初めて自分の人生がスタートする瞬間だということ。群れの中にいる限り、周囲の人間次第で自分の人生は悪い方向に簡単に変えられてしまうということに気が付くことで、
同じような考えを持った人と高めあいながら生きていくことができる時が必ずくると思います。

 

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孤独になれば、道は拓ける。 (だいわ文庫)

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