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ビジネス関連書籍の紹介日記です

商売心得帖 松下幸之助

最近読んだ本の中で一番心惹かれたビジネス書は松下電器産業創設者の松下幸之助はが書いた「商売心得帖」です。PHP文庫から発行されていて、低価格で読みやすいサイズになっています。松下幸之助は今は亡き人ですが、小さな町工場の松下電器産業を世界に名を知らせる大企業にまで育てあげました。

彼は特別な学があるわけでもなく、大金持ちの家に生まれたわけではありません。若い頃はいっぱい頭をぶつけたようです。彼がいろんなところで頭をぶつけた結果、学習した内容が収録されています。この本には松下幸之助が世界に名を知らせるまでのお商売をしてく上での心得が書かれています。40以上の単元に分かれていて、1単元が2~3ページ前後なのでとても読みやすい構成になっています。

 本の内容は「商売の心得」と「人事の心得」の2章に分かれています。「商売の心得」にはお客様への対応、商品管理の仕方、商品価格の付け方、お得意様への対応等お商売をしていく上で必要な心構えが書かれています。良い人人間関係をつくることが一番大切だということが事細かく書かれています。2章目の「人事の心得」では人を雇用していく上で必要な心得が書かれています。人の使い方、育て方等、できるだけ雇用した人が長く働けるように、良く働いてくれるように人事的なノウハウがかかれています

 

。松下幸之助の持論は「人が人を呼ぶ」といったところでしょうか?小さな個人商店は人をたくさん雇うことができないので、何かと事足りていないところがあるように思うのですが、松下幸之助はその部分を見事についています。その事足りていない部分を小さな個人商店でも無理なく改善できるように書かれています。

 

どの単元も大会社の社長が書いた物ですが、きちんと小さな個人商店のレベルに合わせて書かれていますので、お商売の改善もそんなに費用や人材がかかるものではなく、敷居の高い内容は一切書かれていません。この心配りがさすがの天下の松下幸之助だと思いました。ちょっとした心構えや心がけが大きな発展をもたらすのだと書かれています。裸一貫から築き上げた松下電器産業の経営ノウハウがたっぷり詰まったこの本はお商売人にとって必ず良いテキストになるはずです。今は亡き松下幸之助ですが、私達がより良く、便利に暮らせる為の電化製品を残してくれただけでなく、小さなお商売屋さんがより良く発展し、安定する事業をできるようにこの「お商売心得帖」を残してくれました。これからお商売を始める人、立ち上げたけれどもなかなか思うように業績が伸びない人には最適のほんだと言えます。実際読んでみると目からうろこが落ちることが多く、何が問題なのかが少しづつ見えるようになります。

 

商売のノウハウを学ぶことができる書籍


私は自営でパソコン教室を運営しているのですが、技術ばかりを追いかけてお商売のノウハウというものを全然勉強していませんでした。働いても働いてもお金が溜まることがなかったのですが、この本を読むと目からうろこが落ちるような思いをたくさんしました。

1章の「商売の心得」ではまずはお客様に喜んでもらえるサービスをすること、自分の店の力量を見て、商品を大切に管理し、適正な価格の付け方、取引先という横のラインの人達への対応方法等様々なことを学びました。どの単元もさほど費用や労力をかけなくても改善できるように、個人商店にも簡単に改善できるように記されているところがとても嬉しかったです。正しい方法でお商売をすると大儲けはできなくても長く続けて食べていくことができるようになります。あれやこれやとやってみるようりもこの本をテキストにするだけで、私の事業もかなり改善することができました。私の場合利益を先に追求したのが悪かったのですね。きちんと自分の分をわきまえて、お客様と引きあう取引をする必要があったのでしょう。

 

特に「不景気の乗り切り方」という箇所では本当にめからうろこが落ちるような思いで読みました。不景気だからこそできること、心のもちようで不景気は乗り切れるんだということを学びました。そして商品を大切にする」等私がきちんと実践できていなかったことが書かれていたのでドンをつかれたような気がして、反省反省の日々が続いたこともありました。まだ第2章の「人事の心得」では人を雇用した時の心得が書かれています。感動したのは「個人商店では「ああしてください。こうしてください。」中小企業になると「ああしてください。こうしてください。お願いします。」大企業になると「手を合わせて拝み倒す」という心得が必要だということ。

大きくなればなるほど謙虚な態度になる必要があるということ。お金をだしているだけでは人が来ないということ。人の欠点を見るよりも、良い所を見る必要があること等、自分が雇用した人材をどのようにして使って会社を発展させていくのが、雇用者と労働者の良い関係を築く方法が記載されています。私自身若いころ松下電器産業で派遣で働いたことがあるのですが、大変居心地の良い、従業員に対して気配りが行われた会社でした。人を大切にする会社でしたので発展した理由が良く分かります。

 

この本を読むとお客様や取引先との間でやり取りされるさじ加減みたいなものが見えてくるようになります。このお客様にはこのサービス、この取引先とはこれくらいの価格でお取引をしようという「丁度良い加減」みたいな物が見えてくるようになります。

 

このさじ加減を身につけることができて私の事業もかなり軌道にのるようになりました。この本はお商売人にとって「お商売のバイブル」みたいなもので一冊持っておくとかなり便利です。同じシリーズで「経営心得帖」「社員心得帖」「人生心得帖」「実践経営哲学」等松下幸之助さんが後世に残した遺産のような本ですのでぜひ購読することをお勧めします。


これから商売をはじめようとする人におすすめ

この本これからお商売を始めようとする人には最適な本です。「製造の経験があるから・・・」「販売の経験あるから・・・」「技術があるから・・・」という理由でお商売を立ち上げる方が多いですが、使われるのと自分でやっているのとは大きな違いがあります。お勤めの場合失敗しても助けてくれる仲間をいますし、フォローしてくれる上司もいますが、自分でお商売を立ち上げるとなるとそうはいきません。自分でやらかしたへまは自分で解決しないといけないのです。その時に助けてくれるのがお得様や取引の人達になるのです。こういう人達との良い関係を築くのにこの恩は本当に役に立ちます。良い人間関係を築けてこそ、お商売がうまくいくというもの。最初から大きな商売を夢見るのではなく、個人商店から始めて、この本に書かれている心がけを肝に銘じて始めるのがいいと主ます。最初からうまくはいきませんが、お商売は心がけの問題なのです。この本に書かれていることを6割方実践することができれば個人商店から脱皮することができ、小企業に発展していきます。

 

昔はこういうノウハウ本が少なく、情報が少なかった為にみなさんが手さぐりでお金をもうけていましたが、今では本屋やインターネットにこういう情報がわんさか流れています。きちんと理論を受け止めて実践していくと発展がとても速いので、時間と労力を節約することができませう。この本は小さな町工場を世界に名を知らせる大企業まで築きあげた人のお手本書です。1回だけ読むのではなく、何回も繰り返し読むといつの間にか1人前の商売人になることができるでしょう。がんばったからうまくいくとは限らないのが商売です。お商売に学齢や頭があまり必要ありません。一番大切なのは「お商売のセンス」を磨くことなのです。この「商売心得帖」はその「お商売のセンス」を磨きあげてくれる本なのです。

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商売心得帖 (PHP文庫)

商売心得帖 (PHP文庫)