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日本を救う最強の経済論 高橋洋一

東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。80年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)等を歴任。小泉内閣・第一次安倍内閣ではブレーンとして活躍した高橋洋一氏。元財務官僚にして、現在は地上波、ネットTV、ラジオにも積極的異に出演し、わが国で最も信頼できるエコノミストによる、日本経済の真実と日本大復活のシナリオが掲載されている好著です!

 世界の先進国の中で、なぜ日本だけが20年もの長きデフレ不況に陥ったのか?答えは簡単。税制の抜け穴を巧みに利用した銀行・証券会社によって引き起こされたバブルを日銀は金融緩和によって発生したと勘違いし、まったく無意味な金融引き締めを続けたから。バブル崩壊後に本来行うべき金融政策は、金融緩和であったにもかかわらずだ。
著者の提言に基づいた金融緩和政策により景気と雇用は劇的に回復。「羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹いた」日銀。また日本は巨額な政府資産を持っているにもかかわらず、消費増税によって「角(つの)を矯(た)めて牛を殺す」財務省。政策さえ間違えなければ日本の潜在成長力は高い。今後の成長戦略も描いた読み応えのある1冊だ。間違いだらけの経済論を論破し、日本のさらなる成長戦略を明かす。

 

経済成長に懐疑的な朝日新聞や、財務省のいいなりの全国紙を読んでいては、日本経済の真実は分からない! 消費増税は不要、人口減少を恐れるな、中国は「中進国の壁」に突き当たる……など、目からウロコの視点が満載!経済政策の目的は「失業率を減らし雇用を確保する」ことに尽きると高橋氏は主張する。「人間は仕事がなければ不安にかられ、生きがいを喪失。社会不安が増大し、例えば犯罪が増加する」からだ。

また、「安倍首相は他の政治家が気づかない中で正しい金融緩和を行い、デフレ克服に成功しつつある」と評価。失業率はバブル景気時に近い好水準で推移-と、アベノミクスに及第点をつける。それを踏まえ、戦前、戦後の経済政策とバブル経済、バブル失政による「失われた20年」を検証し、わが国が大復活するための戦略を示して希望の未来図が大胆かつ的確な視点で描いています。経済成長に懐疑的な新聞や、財務省のいいなりの全国紙を読んでいては、日本経済の真実は分からないです。日本のさらなる成長戦略を明かし、希望の未来図を描いた渾身の一冊です。是非みなさんも一読してください。

リフレ派と呼ばれる経済政策や理論を学べる

日本国内ではいまだに日銀の現在の金融緩和が失敗だとか、アベノミクスで格差が広がったとか、日本が国債を大量に発行し、財政赤字でハイパーインフレになるとか破滅志向、他人を批判するためだけの似非経済学が広く流布していますが、高橋氏が本書で展開しているリフレ派と呼ばれる経済政策や理論はいまや世界常識、リーマンショック以降のきわめてスタンダードな経済政策だと思います。

 

失業率低下や賃金アップや「働き方改革」など、本来、アベノミクスのの金融政策はアメリカでいうなら民主党、日本でいうなら「左翼」の人が行うべき政策ですが、いまだ民進党は増税一本やりの政策しかなく、この本を土台にしてもっと建設的な政策議論をしてほしいです。「景気がよくなって何が悪いのか」と著者は繰り返し語っていますが、まさにその通りで、景気がよくなる施策をよくなる前から実際に政策として立案し成功させてきた高橋氏だけあって、本書の言葉にはいちいち説得力があります。今後の日本についても教育国債の発行や歳入庁の導入、一人当たりGDPの成長施策などさまざまな提言がされています。マスコミなどに接しているとどうしても「日本は少子高齢化でお先真っ暗」教や「経済成長なんかしなくていい」病が蔓延し、ともすると洗脳されてしまいがちですが、その大いなる解毒剤になることは間違いないでしょう。

 

「思い込み」「先入観」「情緒」を排し、「証拠」「事実」「理論」でマクロ経済を正面から論じる高橋氏が、戦後日本の急成長、バブルの発生とその後の「失われた20年」の原因、財政再建と増税が目的と化した財務省の本末転倒など、幅広い分野について解説しています。既刊と重なる記述も散見されるものの、オリンピックの金メダルやノーベル賞の数、中国が大国になれない理由、ヨーロッパ諸国が抱える矛盾など、様々な分野を経済学という観点から説明付けをしており、興味を惹きました。


高橋氏は、何らかの成心から故意に事実を?(ね)じ枉(ま)げて伝えたり、利益誘導のためのポジション・トークを行ったりする人ではない、ということは、これまで読んだ著書からはっきりと窺われていたため、終始全幅の信頼を寄せながら読み進むことが出来ました。高橋氏は多くの本を出していらっしゃいますが、この本は特に、経済政策を論じるにあたっての著者の信念や日本という国に対する熱い思いがとてもクリアに出た、とてもいい本だと思います。

経産官僚に読んでもらいたい一冊

特に官僚には読んでもらいたいし、読むべきだと思います。最後の章では、経済学的見地から、戦争を未然に防ぐにはどうすればよいかが考察されており、『憲法は時代の変化に応じて適宜改正されるべきである。』『集団的自衛権は戦争リスクを減らす。』などの見解が書かれています。著者は、決して思想的に保守というわけではないですが、そのような人でも、憲法や戦争について合理的に考察すれば、日本を亡ぼす目的で憲法改正に反対している反日左翼や、まんまとそれに騙されて同じ主張を拡散している思考停止状態の愚か者の言い分が、歴史に鑑み、また、国際社会の常識に照らし、如何に理に適わないものであるか、という厳然たる事実が図らずも浮かび上がった恰好である。


増税を推進しようとする一派と憲法を改正させまいとする一派が、瓜二つの構図を呈しています。元財務官僚の自分の留学を含めた任務経験と現状の研究から裏打ちされた「マクロ経済」目線から見た今後の日本を占った一冊です。

その目線からするとものすごく現政権は頑張っていると評価をする一方で、財務省の最低限の仕事も書いてりますが、なんと相手を知らずして勝手なことを言っている全員反省の本。今自分の好きな本だけを読んでいられるのは、官僚が最低限をやってるからなんだなと。あと高橋氏の取組んできたお仕事が延々と語られるが、一切、嫌な感じがしないのはよいです。経済がわからなくても全然読める一冊です。

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日本を救う最強の経済論

日本を救う最強の経済論