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ビジネス関連書籍の紹介日記です

15歳で起業したぼくが社長になって学んだこと 正田圭

この本は、15歳で起業し現在企業グループ内の再編サービスを展開する正田圭さんの著書になります。

まだまだお若い方ですが、子供の頃から「お金を稼ぐにはどうしたらいいか」を考え続け、実際に「20代で10億を稼いだ」とこの書籍の中で告白されています。
そのノウハウについてあますことなく書かれ、まるで自分が追走しているかのように、
読み進めるごとに彼の経験を追体験できるのがこの本の特徴だと思います。

「お金を稼ぐにはどうしたらいいか?」という疑問は誰もが何度となく考えてきたことですが、著者は中学生の頃からその疑問に真正面からぶつかってきました。
きっかけは「自分の家より友人の家のがお金持ちなのはどうしてなのか?」という、
ごくごくありふれた、子供のころにぼんやりと感じる他の家庭との違いです。

私たちは同じ学校で同じような境遇でクラスメイトと普段遊んだり勉強をして育ちますが、どうしても教室では平等に見える関係も、ときおり見える家庭環境から、子供というのはお金があるなしの違いを微妙に感じ取っているものです。親はそんな疑問を子供にぶつけられたとしても、おそらく耳が痛いのであやふやに誤魔化してしまうでしょう。しかしこの時点でそのままで済ましてしまい、子供もそれ以上疑問に思わなければ
稼ぐということの本質を知らぬまま大人になっていってしまいます。

著者の家庭は読んでいる限り中流階級という印象ですが、彼の同級生たちは飛び抜けて裕福な家庭ばかりの学校だったようで、彼の感じる他の子との間の違和感は、私たち一般人の思うことと同じスタート地点だったわけです。もっとお金があれば楽しくできるのに、もっとお金があれば苦労しなくて済むのに、と。

そして子供らしく「将来はお金持ちになりたい!」と著者の儲けることへの執着が始まり、次第に著者の持つ儲けることへの執念であり、ノウハウを生み出して行きます。
ただし私たち一般人と彼との違いは、徹底した稼ぐことへの戦略を子供の頃から練ってきたことです。そしてそれを実行に移していくバイタリティの差にあります。

私たちもこんなことができたら、あんなことができたらという妄想はしがちですが、実際にその妄想を現実的な着地点にまで持って行くことはなかなかできません。しかし正田さんに関しては、では具体的に中学生がどうしたら働けるのか?
そして仕事をするための資金を最初にどう集めるのか?という疑問点を、中学生ながら現実的なところまで落とし込でいっています。その点は私たちが見習うべき姿があるように思います。

中学生だった彼の資金援助元が同級生の親だったと書いてあるとおり、これに関してはラッキーケースとしか言えません。しかしそれを抜きにしても、実際に稼いでいく人は一体どんな考え方をしているのでしょうか。また、どういう経験を積んでどう考えるようになったのか?それを著者の子供時代から追って知ることができるこの本は、とても参考になると思います。


お金を稼ぐことへの考え方を再認識できる

私がこの本に関して学べると感じたのは、稼ぐことに対しての考え方です。
私たちがお金を稼ぎたいと考える時、まずはどうやったら儲けられるかを考えます。
そしてそのためには何をしたらいいかと考えるでしょう。
しかしそれが面倒そうだったり、割に合わないと感じると、すぐにその考えを実行に移すのはやめてしまうでしょう。

一方彼の儲けのスタートは、学食で出されたポテトの容器をかき集めて返却するところから始まります。彼の学校ではポテトケースを返却すると数十円返却される制度があったのです。執念でそれをかき集めることが著者のお金儲けの始まりなのです。

くだらないようですが、彼はそれを1年間やりとげます。そしてその次に彼のした行動が、私たちの考える上を行く行動なのです。彼がポテトケースをすぐ換金せず1年分保管することで、学食側をポテトケースは枯渇してしまいます。
その困っているところにまとめて容器を返却をすることで、彼は値上げ交渉をして成功するのです。最終的に中学生だった著者はそこで20万円を手に入れたそうです。
私なら、あなたなら、ここまでのことを思いついて実行したでしょうか。

私たちはお金を儲けようと思うと、ある程度まとまったお金がなるべく早く得らるようやっきになりがちです。また、空気を読むことで稼ぐことに消極的になってしまいます。
しかし小さな事でも始めてみて、その中で最大限利益を上げようとする著者の行動力は、
私たちが見習うべきひとつではないでしょうか。

そういった一つのことから始まり、著者は次第に自分のお金でなく出資金を募って
アフェリエイトをしてみたり、FXを始めてみたり、さらに儲かる方法は一体何かと
企業してみたり、順番にステップアップを繰り返します。
彼の学生時代がちょうどインターネット隆盛期なのもありますが、私たちが「ちょっと怪しい」と思う分野も徹底的に研究することで、明確に利益を生み出しています。
その利益の出し方は、正直世間的にはあまり良しとするやり方ではないかもしれません。
しかし儲ける人はどういったことをしていたのか。あるいは儲けることの本質というのが、一体なんなのか読んでいるうちに徐々に分かってきます。

のちに彼はさらに大きい利益を生むためには何をすべきか考え、会社を買い取り再建する事業を始めるわけです。しかしそういったこと以前には、まずは損失を出さない小さくても利益を上げる方法を追求すること、そしてそこからステップアップを繰り替えすことの重要性を述べています。

面白いのは著者は長い間、ただ稼げればいいという考えだけで一心不乱に働いて来ました。でも失敗し、助けられ、次第に誰かとの繋がりの重要性も意識していくことです。
結局のところ、大きな仕事をする為には大きな仕事をしている人との接点も大事になります。そして起業家というのは儲けだけを追求するのではなく、人としての心を持つ重要性も見えて来るのです。

この本を読むにつれて、著者が年齢的にも経験的にも成長していく姿を見て、
読者である私たちもどんな経験やものの考え方を身につけて行く必要があるか、
ステップアップで学ぶことができると思います。
最初はなんだか腑に落ちない著者の行動もありますが、彼の成長につれて
儲けることと人との関わり方との落とし所を私たちも学ぶことができます。

 

稼ぐことや仕事の本質をしりたいと思う人は必読

この本をお勧めしたいのは、稼ぐことの本質を知りたいと思う人です。
私たちは今まで真っ当に生きて努力することが正義だと考えて来たと思います。
それはもちろんそうです。しかしまじめにコツコツというのは、イコール儲けもコツコツということです。それはスタート地点では正しいでしょう。
無から何かを生み出すのは難しく、まずは誰かの手足となりそのお礼として
最初の資金を集めることは大切なのです。

ただしそれを延々とやっていても稼げるお金は、いつまで経ってもコツコツでしかないということです。そして私たちはそのことを見落としがちです。
お金が人生の目的ではなければ、それだって全然悪くはありません。けれどあるいっとき、お金を人生の目的とする時が来るならば、そのやり方はいま必ずしも通用する時代ではないのだなということです。

私たちはお金に関して貪欲であると、強欲と思われるのではないかと恐れています。
けれど、著者の成長の先に見る通りお金を稼げる人は他人も救うことができると気づきます。また失敗をすることで気づきは多く、経験者たちが著者のように経験を書いてきた書籍で何をしてきたか、どういうことをしてきたのか知り、徹底的に研究することの必要性も教えてくれています。この本を読んでいると分かりますが、著者は数百冊単位で書籍を読んで積極的に学んでいますし、それを踏まえて様々なことをやっているのです。

なにもこの著者のように最終的に億単位を稼ぐ必要はないのですが、しかしこのような考え方、行動の仕方があると知っておくのは有益ではないでしょうか。成功者の書籍は海外のものも多いですが、割合ここ最近の話で実体験を語られている本書はより身近に感じやすく参考になると思います。

anond.hatelabo.jp

15歳で起業したぼくが社長になって学んだこと

15歳で起業したぼくが社長になって学んだこと