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ビジネス関連書籍の紹介日記です

7つの習慣最優先事項 ステーブン.R.コヴィー

この本は、ステーブン.R.コヴィーという、リーダーシップ能力開発の指導者として、世界的に知られる権威が記した本です。2000年に第一版が出版されて以来、全世界30か国語に翻訳され、多くの読者を魅了してきました。ビジネス書という範疇にとどまらず、人生哲学や成功哲学というより深い部分での示唆に富み、多くの一般の読者から名の知れた角界のリーダーたちの人生そのものに多大な影響を与えてきた一冊です。

本書は現代社会が孕む仕事の問題、人生の課題に対して、個々人がいかに根本的な解決策を見出していくかという点に焦点が当てられています。なので、一つの回答を著者が示すというスタイルではなく、読者が実際に考えながらそれぞれのスタイルを発見し、そこからどのように実践的な行動をとって言うのかというガイダンス形式になっています。

そのため、この本を読み終えた時には、読者の方自身が深く自分の人生を見直しそして、自分が何を求めて生きていくのか、どのように仕事にかかわっていくのか、仕事と家族との関係という人生において非常に大切な課題に向き合っている自分を発見されていると思います。そして、日々の生活のなかで、仕事の上で迷った時には再びこの書を開き直したくなる、その様な一冊です。


本書の第一章は、情報が氾濫する時代のなかで誰もが時間に追われ”緊急中毒”状態で忙しく生き、常に競争を求められ仕事中心の人生を送っている現代社会の中で、人生の中で本当に大切なことは何ですかという問いから始まります。

著者は大切な点を、時間とコンパスという言葉で表しています。時間に追われる人生から、自分のうちに北極星となる指針を見つけそこに向かう他のコンパス(羅針盤)をもち、仕事優先の人生から、個々人が自らの人生を生き仕事はあくまで人生の一部であるととらえて人生を設計しなおすことの大切さを説いています。著者の実体験に基づくエピソードも組み込まれており、とても分かりやすく共感しやすいないようになっています。

その上で、人生のなかで最も大切にすべきもの、それは生きること、愛すること、学ぶことそして貢献することであると説いています。第二章では、実生活の中でいかに時間を管理するかについてステップごとに詳しく提唱しています。それはノウハウにとどまらず、いかに時間管理に取り組むと、モチベーションを維持することができるかという点についても踏み込んでいます。

第三章では、個人から人間関係へと展開されます。プロジェクトを成し遂げていく上で、いかにチーム力を発揮するかそして、いかに相手とかかわりあってい行くかは大切な課題です。いかに結果につながる人間関係を構築して行くか、、いかに影響力を発揮していくかという点を具体的な解説も含めて説いています。ここでの人間関係の構築は、決して個人の利益だけではなく両者にとって利益をもたらす関係という点に重きを置いています。最終章では、豊かな人生、安らぎを感じる人生をいかに構築していくのを説いています。それは、決して表面的な議論ではなく、人としての原点を再考させられる内容となっています。


羅針盤をもって毎日を過ごすことで人生で最も大切なものがわかる

時間に追われストレスを感じながら仕事をし、それでいてやりがいを感じられない空虚な毎日を送っていた中で、自分の行き先を見失いがちになっていました。そんな中で出会ったこの一冊から、私は人生にとって何が大切なのかということを考えされられました。

特に、人生の羅針盤をもつという、著者の提言は現代社会の中で、本質的な救済策となる考えだと思いました。競争を強いられ、人と比較され、必要以上にそのことに敏感になり、自分に対する自信を失っていく。そうした悪循環の中で、競争や比較社会という社会の風潮に飲まれることが人生の本来の目的ではないということに気づいたことが、一番の発見でした。そして、著者は実体験をもとに説いていたエピソードを読み深く共感し、自分一人ではない悩みであること、多くの人が幸せを求めながら、自分の人生を犠牲にしている事を改めて感じました。そのことは、自分の人生に改めて向き合う勇気にもつながりました。

さらに、本書はとても具体的なガイダンスや実際に取り組むワークシートが記されているので、本を読み進めながら、ワークシートに取り組むことで、自分が何を求めているのか、どのような人間なのかということをより明確に考えそして発見するきっかけとなりました。時間管理や人間関係構築に関する記述の中では、分かりやすく図解とともに解説がなされているので、実生活の中で実際に活用するうえで、また仕事を進めるうえで記憶にとどめやすく活用し易い内容構成になっています。

人間関係を構築するうえで、いかにWin-Winな関係を構築していくかということは、仕事の上でも有益な考え方ですし、私生活の人間関係のなかでもとても重要な点として、活用できる示唆に富んだ内容が提供されていました。というに、ケースバイケースで、職場でみられるであろう課題を例に挙げながら解説がされているので、具体的かつ実践的な内容になっています。

これらの事が、仕事の在り方、仕事の進め方、そして、人間関係の築き方、どれも大切で簡単ではない内容が、一般論ではなく実践レベルで分かりやすく議論されているため、非常に内容が濃い一冊です。転職や就職を考える上で、自分の特性や自分の求めることを知る上でも、本書のワークシートはとても役に立ちました。人生の節目で、先の見えない不安を感じるときに、この一冊は、文字通り人生の羅針盤を見つけそして自分のいきたい道を照らし指示してくれる、その手助けとなりました。


ストレスを抱えているかたにおすすめの一冊

現代社会の中で、多くの方がストレスを抱えながら生きていると思います。本書はそうした方たちにとてもお勧めです。なぜなら、この書は人生の哲学書でもあるからです。人生のなかで何か満たされない悩みを感じている方、仕事の上で悩みを感じている方、仕事の効率をもっと上げたい方にとって、とても実践的な情報が提供されています。この本はビジネス書という範疇にとどまらず、人生をいかに豊かに、自分自身が納得のいく人生を創造していくのいう深いテーマについて、羅針盤となる一冊です。人生に迷ったとき、仕事に迷ったとき、人間関係に迷ったとき、いつでもこの本は新たな気づきと必要な情報を与えてくれると思います。

一度だけではなく、何度も読み、何度も取り組みたくなるそんな一冊です。就職活動をされる学生さんにも、特におススメです。それは、これからの人生の方向を定める大切な時期に、一度自分の人生と向き合って頂きたいからです。本書を通し、新しい自分、本当の自分を発見される機会になると思います。長い人生の中で、人から否定されたり拒否されることも何度もあるかもしれません。でも大切なことはそれぞれの個人が、どんな目標をもち生きるかということ。そしてどんな人生が納得のいく人生で、幸せな満ち足りた人生なのかは、ひとそれぞれ、一人一人が自分の力で見つけて行く課題でもあるのです。だから、人生の荒波にもまれた時に、自分自身を見失わないように、自分自身の羅針盤を持つこと、その重要性を若い学生の方やそして経験を積んだ方にも改めて考えて頂きたい。そして、この本をそのことを応援する心強い一冊です。

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7つの習慣最優先事項

7つの習慣最優先事項