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働く君に伝えたい「お金の教養」 人生を変える5つの特別講義 出口治明

こちらの本の全体的な内容はお金は怖いものじゃないです、と伝えるために様々な切り口から事例を挙げて教えてくれる本です。そもそもお金とは何なのか、預金とは何なのか、ローンとは何か、借金とは何か投資とは何か、と砕けた口調でお金のリテラシーを知らない若者に対し不安を払拭してもらいたいと願って書いたもんでもあります。

 また、政治の話や経済についても語ってあり、しっかりとひとつひとつ知識を積み重ねて、咀嚼し、飲み込み栄養に変える、そんな思考力を深めていければ、お金にも人生の生き方にもつまずくことなく実りあるものになります。学校教育では、お金のリテラシーは誰も教えてくれません。経済状況がどんな感じなのかだとか、将来は年金がもらえなくなる可能性があるとか、不安を埋め込むような内容ばかりしか教えてくれません。

しかし、この働く君に伝えたいお金の教養、人生を変える5つの特別講義という本を熟読すれば、そのような不安は幻想で、不安を煽る人たちの思う壺なんだなということが理解できます。また、自分たちはもっとお金に対して前向きであって良いんだと認識できます。お金がないと思うのは、バブル時代を生きてきた人から見た現状の幻想であり、バブルおじさんとこの本で入っておりますが、昔のようにお金が湧いてくるような時代ではないことがしっかり理解できます。

 

それなのにそのバブルおじさんの価値の強要によって、若者は辛い体験をしてると語っています。結婚はお金がなきゃできない、それは違っていて、結婚自体は書類を提出するだけだから実際はタダです。赤ちゃんを産むのにも国から補助金が40万円出るので実質かかるお金は数万円など、学校教育では教わらなかった知識が満載でちょうど働く世代の人に的を得ている内容なのです。

 

働く若い世代の人は本当にお金がないというよりも、何に使っていかわからないからその見えないリスクに対して対応できる知識がない、それはとても人生の先輩たちとしては悲しい事実で、その不安幻想に悩まされて、結婚できない、子供を作れないそんな国では、団塊の世代の老後にも影響が出てくることだから、働く若い世代には、不安ばかりじゃなく明るく楽しいこともお金には含有されているのだから、知識をつけて楽しくたくさん使って欲しいと言った思いと願いがこの本には述べられています。出口治明さんは、もしわからないことがあればできる範囲で相談に乗りますと、メールアドレスも添付されています。

数字ファクトロジックと縦横思考の重要性を学べる

数字ファクトロジックと縦横思考が大切だと出口治明さんが言っていたのがわかりやすく、役に立ちました。仕事で人に何かを願いするときに、ただ単にあの駅には人が集まりやすいからあそこに店を出したい、と言ったところでそんなアバウトなことを言われてもリスクが大きくて怖いです。しかし、そう言ったリスクを取り除くために、数字ファクトロジックの思考がリスクを減らすことにつながると述べていて大変勉強になりました。

あの駅には1ヶ月で100人の男女20代から40代の働くサラリーマン、OLが行き交うと言った数字とファクト、この界隈で忙しい働くサラリーマン、OLが手短に用事を足せるそんな施設を作ろうというようなロジックを組んで相手に伝えることがとても大切であると述べています。これに関しては、仕事にかかわらず、プライベートに関しても同じことが言えます。意外と普段から試みていることに対して気がついていないかったこともこの数字ファクトロジックという言葉を知ることで腑に落ちました。

 

次に、縦横軸思考です。縦つまり歴史、横つまりいま世界で起きていること、この組み合わせで物事を判断するとミスが少なくなり、付随して決断力が身につくということです。普段何気に見ているYahoo!ニュースも横の思考で、縦に関しては、歴史を知らないといけない。例えば、東日本大地震が起こるなんて誰も予想していたわけじゃなく急に起きてしまいました。起きてしまったことはどうしようもないことですが、もし大地震が起きると想定して、歴史上どんな対策をしていたか学んでいたら被害は小さくすんだ可能性があります。つまり、これから起きる可能性がる出来事、未知なる遭遇との出会いに対し、いかに振る舞えるか、それには歴史を知らなければ、対処できかねないということです。

 

いくらこの先、人工知能や、AIが発展していっても、それは単なる文明の進化。それは起こりうるべくして起きている事実で、昔の人は蒸気機関車が発明されるなんて予想にも指定なっかたはずです。そうであればそのことを見越して、その生業に縋っていては将来起こりうる出来事に乗り遅れてしまい、生きる希望や人生が楽しいという幸福を追求できなくなってしまいます。

ですから、縦横軸思考を研鑽し、日々歴史を学んでいかなければいけないと思いました。しかし、それも辛かったら続かないことであるから、出口治明さんは好きこそ物の上手なれという言葉を引用し、好きなことから始めるの第一歩と言っていたのが印象的でした。

若い世代におすすめできる一冊

この本は、まさしくタイトル通り働く若者世代にお勧めできる本です。スマホやタブレットが普及し、活字離れしている昨今ですが、読んでいくと後味スッキリ三ツ矢サイダーのような気分になれます。その体験をしていただければきっと読書嫌いな人にも、また本を読みたいと思える動機付けになると思います。働く若者世代は子育てもあり、なかなか時間もないと思いますが、そんな忙しい状況が続けば、誰だって精神衛生が悪くなり、生活の質が低下してしまいます。

 

そうなってしまっては日々の労働や子育て育児、家事などの生産性が落ちてしまう、何のために生きているのだろうと悩んでしまいかねません、ですから、少しでも時間を取れるなら、1ページでも読んで、お金の不安や人生の不安を払拭し心のビタミンを補給してほしいと思います。わたし自身働く若者世代ですが、これを読んでから悩みはほとんどなくなりました。

我々には、こう言ったことを伝えてくれる人生の先輩がとても必要だと思います。それがなかなか短にいないということもあり、この本は、まさに出口治明さんと対話しているような感覚でとても楽しくなります。目に見えない社会的差別や、圧迫感はこのせいだったのかと知ることができるのがこの本を通して学ぶことができました。その瞬間から肩の地らかがすっと抜け、変な頭闇も解消されました。ですから、同じような世代の人には読んでいただきたいともいますし、これから迎える成人の人にもおすすめの教科書です。

www.hitode-festival.com

働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義

働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義