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ビジネス関連書籍の紹介日記です

「はじめての「マーケティング」1年生 宮崎哲也

はじめての「マーケティング」1年生」は大阪国際大学・教授の宮崎哲也さんが書いたマーケティングビジネスに関する本です。マーケティングを学ぶにあたってこの本を選んだ理由は、著者に惹かれたからです。宮崎哲也さんが書いた経済の本を以前に読んだことがあってとても分かりやすく面白かったので、「はじめての「マーケティング」1年生」もマーケティングについてきっと分かりやすく書いてあるだろうと思い、手に取りました。

「はじめての「マーケティング」1年生」はタイトルからも分かるようにマーケティングについて一から学べる内容になっています。
「マーケティングという言葉は知っている」、「実際にマーケティングという言葉を使っている」という人はたくさんいると思いますが、本質を分かっていない場合もあると思います。実は私がそうでした。
この本はそんな私にマーケティングの基本から実践的な知識まで教えてくれる内容になっていて、読む前と読んだ後ではマーケティングへの意識や経済ニュースへの理解が変わりました。

「はじめての「マーケティング」1年生」はエピソード1からエピソード9までの項目で構成されており、各項目ごとにマーケティングを学ぶ上で欠かせないことが書いてあります。
どの項目にも「マーケティングの基本は「売らない」こと!」や「お客の声は聞くな!」・「ソーシャルメディアを宣伝に使うな!」など、意外な言葉や気になる文章が並んでいて刺激的な内容になっています。
混同しがちな「マーケティング」と「セリング」の違いや、ビジネスにおける分析(3C分析・ファイブフォース分析など)の重要性が優しい言葉で書いてあるので、マーケティングについて初めて学ぶ人や、学び直したいビジネスマンにもおすすめしたい本です。

「はじめての「マーケティング」1年生」の中には、実際の企業が行ったマーケティングの事例がたくさん出てきます。日本の有名自動車メーカーの事例やお菓子会社の事例などです。実際の企業名が出ていることで内容が抽象的ではなくなりますし、私たちの記憶にあるような事例が書いてあることでぐっと理解しやすくなっています。
また、グラフや表だけでなくイラストが多く載っているところも読みやすいポイントだと思います。

「ライバル商品にぶっちぎりの差をつけるにはどうしたら良いのか?」・「人が買いたくなる理由は?」といった、マーケティングに関する様々な疑問に答えてくれる本です。

マーケティングの基本が学べる

私はこの「はじめての「マーケティング」1年生」を読むまで、マーケティングとは商品などを売りこむことだと思っており(それが完全に間違いとは言えませんが)、マーケティングとセリングを混同していました。しかし読み終わってからは考え方やものの見方が大きく変わりました。「はじめての「マーケティング」1年生」はあくまでもマーケティングの「基本」が書かれている本であり、ものすごく画期的な内容というわけではありませんが、確実に基本がおさえられる一冊です。おかげで日頃の経済ニュースの見方が変わったり、様々な企業が打ち出す戦略を以前より理解できるようになりました。また、マーケティングに関して少し難しいことが書いてあるような文章も面白いと感じるようになりました。

エピソード1からエピソード9まで、それぞれの項目で学びがあったのですが、一番興味をもって読んだのは「あいまいなポジショニングが破たんを招く!」という項目です。
マーケティングの中でも特に大切なターゲティングについて書かれてあり、「人はなせ、それ(その商品)を買うのか?」が解説してあります。私も仕事をしている中で、(商品やコンテンツが)万人に受けることをついつい目指してしまうことがあるのですが、万人受けや平均を狙ったものはだいたい誰にも受けません。

私は「はじめての「マーケティング」1年生」を読んでからは、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングの順であせらず考えを進めるようになりました。そうすることで自分の頭の中がすっきりしましたし、新しい考えも出てきやすいです。

「はじめての「マーケティング」1年生」の表紙には「知らない人は「ドリル」を売り、知っている人は「穴を開ける提案」を売る!」という言葉が書いてあります。「ドリルを買おうか迷っている人はドリル自体が欲しいわけではない」という考え方に基づけば、自分が仕事をする上で必要なことが見えてきますし、この考え方は仕事以外にも適用できます。

思ったように商品が売れないときや話が進まないとき、原点に立ち返らせてくれる内容になっているように思います。

また、当然ですがマーケティングの常識や通用する戦略は時代によって変わってきます。この本にはこれから先、どんなことに注意しながらマーケティングを行っていけば良いかも書いてあるので参考になります。マーケティングについてはたゆみなく勉強し続けなければならないのだなと改めて感じた一冊です。

マーケティングをはじめて学ぶ人におすすめ


宮崎哲也さんの「はじめての「マーケティング」1年生」は、マーケティングの「そもそも」について分かりやすく書いてあるので、マーケティングをはじめて学ぶ人にはぴったりの本です。基本的にはマーケティングに関する知識がない読者を想定して書いてある本なので理解しやすいと思います。

また、サラリーマンの方や事業主のようにマーケティングという言葉に普段から馴染みのあるような人にとっても面白い内容なのではないかなと感じています。「はじめての「マーケティング」1年生」という本のタイトルから、ある程度マーケティングの知識がある人には向かないと思われるかも知れませんが、そんなことはありません。
マーケティングについて「分かっているようでも、いざ説明しろと言われるとできない……。」もしそんな不安があるのなら、ぜひ読んでみていただきたいです。不安をきっと解消してくれると思います。会社のマーケティング部で働いている方・広報や営業を担当している方はもちろん、今さらマーケティングの基本は人に聞きづらいという方にもおすすめの本になっています。

「はじめての「マーケティング」1年生」はエピソード1からエピソード9までで構成されているので分けて読むことができ、読書のためにまとまった時間がとれない人でも読みやすいかと思います。著者である宮崎哲也さんは大学でマーケティングやビジネス関連の講義を担当しているとのことです。この本はそんな著者の講義を聴いているかのような感覚で読み進めることが出来ます。

matome.naver.jp

はじめての「マーケティング」1年生 (アスカビジネス)

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