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世界の大富豪2000人がこっそり教える「人に好かれる」極意 トニー野中

世界の大富豪2000人がこっそり教える「人に好かれる」極意”という書籍は、自己啓発本に分類されます。
著者はトニー野中さん、この方は岐阜県出身の企業経営者兼成幸者研究家という肩書で、他にもいくつもの著書を出版されています。

トニー野中さんは元々、石川島播磨重工株式会社でジェットエンジン設計開発をされていた方でした。
その後は英国ロールス・ロイス社などに勤務後IT業界へ乗り込んだものの、一度ビジネスで大損をして一文無しになったのです。

そうした経験から“世界の大富豪2000人に学んだ 幸せに成功する方法”や“スター・ウォーズから学ぶ 自分を成長させる方法”など著作を次々と出版させました。

“世界の大富豪2000人がこっそり教える「人に好かれる」極意”は、一度失敗した人だからこそ書ける自己啓発本だと感じます。
この本では、世界の大富豪が大切にしている人に好かれる方法、お金に振り回されない方法など、人間関係において大事なポイントを沢山知ることができるのです。

例えば“人に好かれる大原則”や“付き合う人を選ぶ”、この項目ではどんなところが人に好かれるのか、付き合う人を選ぶとどうなるのかということが書かれています。
また、“「怒り」の感情に流されない”という項目では、どうしようもない悪い出来事の中であっても、幸福を見つけられるということが提示されています。
“ムリに「嫌いな人」とは付き合わない”、“「断ること」を覚える”、“「謙虚に」振る舞う”という項目も社会の中で生きる上で大事なポイントです。
人と関わることが苦手な人、精神的に滅入りやすい人は“折れない心をつくる”や、“「他人」に振り回されない”項目が役に立つでしょう。
自分の感情を抑えられない人のために“感情を整える”、どう生きればいいのか悩んでいる人には“「真に心が欲している願望」に目を向ける”の項目がおすすめです。

出会った瞬間に人は顔か、服装か、態度か、それとも職業か、一体何を一番に見ているのか、どこを判断基準として人付き合いをするのかを知っておくことは重要です。
ロスチャイルド、華僑財閥にユダヤの大富豪などお金持ちの人達はみんな、運ではなく才能ではなく人とのコミュニケーションを怠らなかったからこそ成功してきたのでしょう。
それと同時に自分の負の感情をコントロールして人付き合いをすることは、より良い人間関係を築くために必要不可欠なのです。

“世界の大富豪2000人がこっそり教える「人に好かれる」極意”は、どうすれば周りと良い関係を作れるのか、そのために大事なことは何なのかを教えてくれます。
覚えているようで普段は忘れてしまっている人付き合いの基本、これを余すところなく学べる本でしょう。


「ギブ&テイク」よりも「ギブ&フォーゲット」の考え方が重要

自分の性格について、内気で人見知りな反面、内弁慶で自分より立場が下だと思った相手には偉そうな態度に出ると自己分析をしています。
また、回避依存症な部分があり、深い人間関係を築くことが非常に苦手で、1~2年単位で周囲の人間関係を総入れ替えすることがあるのです。
人と自分を比べて無意識にマウンティングをしては勝った相手には強気に、負けた相手には気まずくなるところを変えたいと思っていました。
何より仕事でもプライベートでも人間関係に悩んでしまうことが多く、生きることが辛いと感じていたのです。

そこで“世界の大富豪2000人がこっそり教える「人に好かれる」極意”を読みましたが、まず一番役に立ったのが“「ギブ&テイク」よりも「ギブ&フォーゲット」”という考え方です。
ギブ&テイクは自分が相手に、相手も自分へとお互いに与え合うことですが、一見公平に思えるものの、相手からもらうことに期待をしてしまうでしょう。
自分がこれだけ親切にしたのだから相手からも同じだけ返してもらいたい。そう思っていてはより良い人間関係は築けません。
しかしギブ&フォーゲット、つまり与えたものをあえて忘れることで、過度に相手に期待をしなくて済むので、フラットな関係を築けます。

そして“人間関係を理由に転職しない”、これは自分にとってとても耳の痛い内容でした。
本の中では、「自分が好きじゃない人間関係の中にいることこそ必然、そして人間関係を理由に逃げても同じ問題が起きる」というようなことが書かれていたのです。
確かに今まで人間関係を理由に転職してきたことが多々ありましたが、どこへ行っても結局は自分が変わらなければ解決しません。

それからもう1つ、“悪いことの中にも、幸運を3つ見つける”という考え方も参考になりました。
仕事やプライベートで嫌なことが起きてしまったとき、怒りに任せて八つ当たりをしたり、悲しんで落ち込むよりも、幸せを見つけることで日常が変わります。
「こんなトラブルが起こったけれど、見方を変えてみればこういう良いことがあるのではないか」と無理やりにでも幸福を3つ探します。
そうすると怒りが収まり、ネガティブな感情も消え、どうすればトラブルを解決できるかという新たな思考が出てくるのです。

これと同じ考え方で、本の中には“「自分を運がいい」と確信する”というものがありました。
「自分は何て運が良い人間なんだろう」と思い込むことでチャレンジ精神を養い、それを仕事やプライベートに役立てるのです。
自分は運が良いと思えば例え嫌いな人から嫌なことを言われたとしても、受け流してダメージを軽減することができます。

このように“世界の大富豪2000人がこっそり教える「人に好かれる」極意”の中には、どうすれば生きやすくなるかということが多岐にわたって書かれています。
大富豪は自分のコンプレックスを戒め、そして受け入れ、自分の良い部分を伸ばそうと自己啓発したからこそ成功したのだとわかる内容でした。
大富豪を目指さなくとも、生き方を真似するだけで十分に仕事やプライベートが充実した人になれるだろう、そのような人生に役立つ本です。

人間関係でうまくいってない方におすすめ

“世界の大富豪2000人がこっそり教える「人に好かれる」極意”という本を役立ててほしいのは、人間関係にトラウマを抱えている人です。
人付き合いが苦手でいつもうまくいかない、自分ではちゃんと気をつけて人と接しているつもりなのにどうしてもトラブルを招いてしまう人にこそおすすめでしょう。
また、無意識に相手を見下してしまう人、自分より弱者にはマウンティングをしてしまう人、他人と自分を比べては落ち込む人にも是非読んでほしいです。

トラブルのない、そしてより良い人間関係を築こうと思っても、自分では気づかないうちに慢心している部分が誰にだってあります。
誰かに指摘をされてもなかなか素直に受け入れないでしょう、しかしそれを放置していると、今より更に人間関係が悪化する恐れがあるのです。
「自分はこんな性格だから人間関係がうまくいっていない」と思っているならば、是非この本を読んで気づけなかった自分の悪い癖を見つめ直しましょう。

そして人間関係が原因で仕事を何度も転職してしまう人、職場でうまくいっていない人にもおすすめします。
とくに相手に過度に期待を寄せて親切にしてしまう人や、嫌な上司や嫌いな同僚との付き合いに疲れている人に役立つでしょう。
嫌な人との付き合い方も、本を参考にするだけで気持ちが楽になりますし、相手のことをそこまで嫌う必要はなかったのではないか、と心穏やかになれるはずです。

人間関係が良好になる極意を知るだけでも、これから相手にどう接していけばいいのかという計画を練ることができます。
人間関係が良くなる努力をするだけで、自分の評価が上がるだけではなく生き方まで変えられるのです。自分を変えたい、自分を成長させたい人におすすめです。

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世界の大富豪2000人がこっそり教える「人に好かれる」極意 (王様文庫)

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