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「ここ一番」に強くなれ! 三田紀房

有名な漫画の【ドラゴン桜】の著者。三田紀房という人が書いた本です。
ドラゴン桜とは、経営破綻寸前に陥った偏差値最下層の学校の運営問題を請け負った弁護士が、そこの生徒を指導し東大に合格させるまでのストーリーです。
ドラマ化もされた漫画で、東大に合格する為の勉強方法もですが、それに至る様々な方法や考え方が秀逸で面白くためにもなります。

 また、この著者はドラゴン桜の他に社会人版ドラゴン桜とも言えるエンゼルバンクや銀のアンカー等もとても面白く、テーマは転職ですが、転職ではなく今の会社で頑張っていくと決めている人にも、とても為になり面白い内容です。
その理由の1つとして、成功する為の方法をスッキリと明快に提示し、その後、それを裏付ける理論を展開していってくれるからというのがあります。
た内容になっています。

書かれている内容は、タイトル通り【ここ一番に強くなる方法】です。
人生には、ここ一番という勝負所が幾つもあり、その場面で勝っていかなければなりません。
特にビジネスは毎日がその場面に出くわすと言っても過言ではなく、そこで求められる成果を出していかなければいけません。
この著者はその時に必要な勝つ為の方法やメンタルの在り方について、この本でそれを明確に示してくれています。
そのどれもが言われてみるとその通りなのですが、つい見落としがちな大切な事を教えてくれています。

例えばその1つとして社会人には練習期間なんて無い。毎日が本番だ。と、いうすぐに分かる事から、徹底的に公私混同しろ。アウェイをホームに変えろ。等、一見すると一体どういう事何だろう?どうしたらそう出来るんだろう?と、考えてしまう見出しも多々あるのですが、読んでいくと本当に【なるほど】と唸ってしまう内容ばかりです。もっともこの著者からすれば、それになるほどと言ってる時点で、普段からいかに物を考えてないかの証拠だと言われてしまいます。
なぜなら、この著者がこの本で繰返し言っている、いわばこの本の根底に流れているテーマは【勝つ為には、当たり前の事を当たり前にやる】という事だからです。
仕事をしていく中で特別な場面に遭遇してしまうと、その時勝つ為には特別な対策が必要に思えてしまいますが、特別な場面でこそ、当たり前の事を当たり前に出来ているかどうかが大切で、それが出来ているかどうかが問われると述べています。
ここ一番で強くなり勝つ為にするべき、当たり前の事。
それがどういう場面でどう必要なのかがこの本には書かれています。 

勝つためのメンタルのあり方を学べる

この本で学べる事はビジネスのここ一番で強くなり、勝つ為の方法とメンタルのあり方です。これを踏まえていけば仕事のあらゆる場面で、強くなり勝っていく為に役立ちます。具体的に幾つか例を上げると、
まず、営業が仕事の場合に非常に役立つ事を教えてくれます。
その中の1つが【好かれようとするな。嫌われないようにしろ】というものです。これはつい見落としがちな事ですが、営業をする上ではとても大切な事になります。なぜなら、営業の仕事の場合、好かれたからといってお客様が自分の勧める商品を買ってくれたり、提案を受け入れてくれるとは限りません。その人は気に入ってくれても、特に今の時代、必要でない物はお客様は買ってくれませんし、役に立ついい提案でなければ採用される事もほぼほぼ無いからです。
ただ、逆に嫌われたら、それこそほぼ間違いなくそのお客様が買ってくれる事はありませんし、提案を受け入れてくれる事も無いからです。
ですので、営業では好かれようとせずに嫌われないようにするのが正解です。
これは、考えたら当たり前の事です。しかし、営業の仕事をしていると、つい買ってもらいたくて、提案を受け入れてもらいたくて好かれようとしてしまいます。
ただ、嫌われるようにするのは簡単でポイントも分かりやすいですが、好かれるにはどうしたらいいかは相手によって異なりますので不確実でポイントが分かりません。それを基軸に据えるより、嫌われない為のポイントを押さえて営業していくと商品や提案内容以外でダメ出しされる事が無い分、営業成績で成果を出す事にも繋がりやすくなるという事を学べました。

また、自分が上の立場になり部下を指導する際にも非常に役立ちます。
なぜなら、仕事はやれる事の連続であり、型が大切だと学べたからです。
これを知るまでは部下の成長が遅い事にイライラしたり悩んだりしていました。
けれど、確かに仕事はやれば出来る事まで落とし込めてる物だからこそ存在する物なので部下の成長が遅くても、ちゃんと出来るようになると信じる事が出来るようになりました。
その結果、気持ちに余裕も生まれ部下とのコミュニケーションもより円滑になり、部署の数字の立ち上がりのスピードアップにも役立ちました。
また、臨機応変な対応が必要な物こそ型が必要だと分かったので、部下にもポイントを押さえて教える事が出来るようになり、その型が出来てるかどうかを基軸にして部下を見ると、問題点も非常にクリアになり指導の成果が出やすくなりました。

それまでは何をどうやって、どこから教えていったらいいのか分からずに模索していましたが、その基軸が分かると教える上で非常に役に立ちました。
ですので、営業マンとしても管理者としても成果が出る為に大切な事を学べました。


頑張っているのに成果が上がらない人におすすめ

仕事をしている社会人全てにオススメ出来ますが、その中でも頑張ってるのになかなか思うような成果が上がらず悔しい思いをしている人におすすめです。
普段は何とかこなせていても、ここ一番の勝負所で力を発揮出来ずに悩んでいる人に特にオススメです。なぜなら悩んでいるという事は、その仕事に一生懸命取り組んでいるからです。一生懸命取り組んでいなければ、悔しさを感じたり悩んだりはしません。

ただ、いくら頑張って取り組んでいても、残念ながらその方法が違えば成果は出にくいですし、方向性が間違っていては頑張れば頑張る分だけ、自分が思っているのと違う結果が出てしまう可能性があります。
例えて言うなら、どんなに綿密な計画を立てて東京から北海道に行こうとしても、その手段に徒歩を選んでしまったとした場合はとてつもない時間がかかってしまいますし、そもそも路線を間違えて計画を立ててしまえば北海道ではなく違う所に着いてしまう可能性もあります。

せっかく頑張る気持ちがあるのでしたら、後は成果を出す為の正しい方法を知る事が何よりもまず大切だと思います。

著者は、そういう頑張る気持ちを持ちながらも、やり方が分からず悔しい思いをしたり悩んでいる人に明確かつ取り組みやすく、何よりも、成果が出やすくなる方法とメンタルの在り方を示してくれています。

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「ここ一番」に強くなれ!

「ここ一番」に強くなれ!