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ゆるい生き方~ストレスフリーな人生を手に入れる60の習慣~ 本田 直之

本の著者、本田直之氏は小さな労働で大きな利益を上げるレバレッジマネジメントを実践する実業家です。
レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長とCEOを兼任しています。
この他に、日本ファイナンシャルアカデミー取締役、コーポレート・アドバイザーズ・アカウンティング取締役、アメリカのGlobalVisonTechnology社取締役も経験された実績があります。

 また、バックスグループのJASDAQ上場へも、常務取締役として参画しています。
学歴は、明治大学商学部産業経営学科卒業後、アメリカ国際経営大学院サンダーバード校(現サンダーバード国際経営大学院)経営学修士(MBA)を取得しています。
この他に、日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー、世界遺産アカデミー正会員など、幅広い視野を持った資格をお持ちです。
本田氏のライフスタイルは独特で、半年は東京、もう半年はハワイで過ごしています。
東京では効率的に負荷をかけた仕事術、それとは対極的なハワイでのスローな私生活を実践しています。
多くのビジネス書では効率的なビジネス戦略をピックアップして書かれているのが普通です。
しかしこの著書には、効率の良いビジネス術を実行し、継続的に保てる環境づくり、本人が仕事を続けるために必要な、本当に基本的な考え方について書かれているます。
「そんな当たり前のこと誰でも知っているよ」と、お考えかもしれません。
しかし、実際にビジネス書を手に取って、どうしたらもっと仕事で利益を上げられるか、少ない人数でも今以上に効率よく量をこなせるか考えてばかりいませんか。
色々なビジネス書を手にとっても、自分の求める結果を出せる書籍が見つからないと感じていませんか。

効率化を考えて実践したのに、疲れ切って前よりも生産性が落ちたと感じることがあったりしていませんか。
確かに、この著書の主題を見ると、ライフスタイルの提案や、哲学などを連想しがちですが、本当に効率が良いビジネス術というのは、「すべてを把握して自身がコントロールするからできること」ですか?という問いかけと、読者の持つ環境の中で取り入れられるシンプルな仕事術が語られています。
特に私生活の過ごし方が仕事の進め方に大きく影響を及ぼしている点を指摘し、ITスキルと普及したインターネットサービスを積極的に利用することで、時間や場所にとらわれることなく、今と同じだけの成果が出せることを提唱しています。
昨今では、大手企業が管理職以外にも在宅勤務を取り入れ始めていますね。
会議もインターネット回線でどこからでも参加ができ、グループワークも同じオフィスにいなくて実行できてしまいます。
こうした働き方、まさに小さな労働で大きな利益を上げる、「思考」、「環境」、「実行」を3章に分けて、実践方法を解説しています。


組織にとらわれず仕事の効率をあげていくにはどうしたらいいかを学べる


過労やストレスで病気になることは誰にでもあることです。その後、どうやって健康管理をしていくかが課題ですよね。
年齢を重ねるごとに、責任や仕事の量が増えた時に、自分の許容量を超えたと感じたら皆さんはどうしていますか。仕事の質を落とさず、量は増えても納期は守って進めたいですし、欲を言えば、成功を収めて実績も上げたいですよね。
解決方法としては、人に指示を出して分担する、ITスキルをグレードアップして便利なツールを使いこなして効率を上げる、会社のシステムを効率化する方法を提案するなど様々ですよね。

うまい対処法が見つからない人は、夜遅くまで残業して、精魂込めて頑張っても、上司や同僚には「給料泥棒」と言われてしまうこともあると思います。
そんな時、「今すぐ自分をバージョンアップしてサクサク仕事がこなせたらいいのに」と、まるで一発逆転の発想で、焦りながらも効率は悪いまま、成果も出ないという負のスパイラルに陥ってしまうこともあるでしょう。
多くのビジネス書では、仕事の進め方、便利なアプリやシステムの活用方法を解説してくれていたりします。

勉強の時間をもって、こつこつやり進めばきっと成果につながる日がやってきます。
しかし、そうして働くスタイルが確立してくると、私生活の時間も仕事一色で、いつの間にか働くだけの自分が出来上がっていませんか。
人間関係も職場や取引先の人ばかりで、あくせく働く姿勢を見せてこそ、良好な関係が結べているということはありませんか。
自分を見つめなおす時間、純粋に生活や趣味を楽しみ分かち合える人が減ってしまってはいませんか。

自らがすすんで会社支える小さなネジや、動かすだけの歯車となっていることに気づかず、満足な休息も取らずに健康を害して働けなくなることほど辛いことはありません。
働くことは人生の一部であって、自分のライフスタイルが確立してこそ仕事もうまくいくということを私はこの本で学びました。
実生活で役立ったのは、「思考」の章の「習慣9」と「習慣10」です。
働く場所、組織に縛られず自分に制約をかけない、一発逆転発想で焦りながらも効率が上がらない習慣を止める、この2点です。
実際に今は、クラウドサービスを利用して、自宅でパソコン一台とiPadで仕事をしています。

ある程度自分のペースで仕事をすすめられるので、病気があっても周りに迷惑をかけていないか心配することもなくなりました
まだスキルがないので稼げる額は小さくなりましたが、やった分だけ成果となり、社会参加もできているので自信も生まれます。
私生活も気兼ねなく、仕事もやりがいが持てる生活をするきっかけを私にくれたのはこの本でした。


在宅で働いている方や在宅で働きはじめた方におすすめ


私のように、これから在宅で働きたい方、または働き始めた方にぜひ読んでいただきたい一冊です。
また、会社をリストラされた、病気で仕事を休職していたり、健康面を考慮して退職した方にもおすすめです。
もちろん、即戦力で別な会社に再就職したり、健康状態が回復して職場復帰や、体調面を考えてパートタイムで今後は働こうと考えている方にも読んでいただたらきっと役に立てると考えています。
この本を読むことで、仕事を効率よくこなす具体的な術ではなく、生きる上で働く根本的な考え方が学べるからです。
理解と実行がほんの少しでもできれば、結果として、幸せを感じやすい心の余裕ができたり、健康管理が上手にできるようになって、仕事もスピーディに効率良くこなせるようになるでしょう。
多くの人がビジネス書を手にするとき、人にどう望まれているか、それをやり遂げるにはどうすべきかと自分に制約をかけて考えていらっしゃるのではないでしょうか。
人のため、組織のためと働くことが悪いわけではありません。
しかし、思うように仕事を効率良くすすめられない、残業や休日出勤が減らない場合、陥ったこの負のスパイラルを断つことはビジネススキルをつけるだけでは難しいはずです。
本の中で指摘されているように、必要なのは私生活と仕事の時間をうまく配分することではなく、「やらなくちゃ」と自分に制約をかける考え方を変えることが大切です。
他人を基準にするから、おのずと自分からはみ出した部分をどう補うか悩むのです。
まずは自分のスキルや人格を相手に認知してもらう、自分じゃなくてもできることを抱え込まないことを提案しています。
当たり前のようですが、私たちは頻繁に日常で、自分らしさを相手に伝えることが案外できていないものです。
もし、伝えることができていたら、自分がやるべきことだけがわかりやすくなり、自然と効率が上がるものです。
自分らしく生きること、働くことを考える機会を与えてくれる1冊なので、ぜひ手に取って読んでみてください。
読書がちょっと苦手な方でも、本の字体や、余白、挿絵もバランスよくデザインされていているので読みやすいですよ。

rootport.hateblo.jp

ゆるい生き方 ?ストレスフリーな人生を手に入れる60の習慣〜

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