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未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる ちきりん

こちらの本は月間200万PVを誇る大人気ブロガー、ちきりんさんが書かれた本です。ちきりんさんは大学を卒業した始めは証券会社で働き、次にアメリカの大学院に留学に行きます。そのあと外資系企業に転職ののち、仕事をしながら「Chikirinの日記」というブログを書き始め、現在は執筆、対談の仕事を主にしています。

 この「未来の働き方を考えよう」は、現代のインターネットなどのIT時代の到来、それによって訪れた苛烈なグローバル社会、また平均寿命が延びたことによる労働の長期化など、現代を生きる私たちがぶち当たる問題に適応しながらどう働くか、そしてどう生きていくかを考えるためのアドバイスが書かれています。

今私たちの働き方は大きな変革を迎えている時代です。就職したら定年まで安心と言われている大企業の正社員も、現代は安泰な人生の道とはいえず、またAIなどの技術の発展によって「10年後消える仕事」といったニュース記事を頻繁に見かけるようになりました。

また私たちの社会は仕事だけではなく、家族の形も変わりつつあります。旦那さんが働きに出て、奥さんが専業主婦をするといった以前の形式は崩れ、また生涯未婚率は年々上がっていき、少子高齢化も止まりません。

このような大きな変化が起きている社会を、本書で著者は分析し独特の考察を紹介しています。

本書で著者が提示している生き方の一つとして、40代で一度職業を変え、40代から二回目の人生を生きるというものがあります。

現代のように変化がめまぐるしい時代の中にいると、これから自分がどうするべきなのか、どの年代の人も将来の道に迷うと思います。そして今40代の人たちは、今いる企業で働きつづけるにしても、未来が安定的とは言えません。社会が刻々とシステムを変えているからです。なので著者はリスクを避けるためにも、思いきって2回目の人生を生きることを提案しているのです。

また若者たちの働き方も変わりつつあるのを著者はこの本で紹介しています。大企業に就職してもすぐに退職し、また起業されて間もないベンチャー企業に行く人もいます。時代の変化に合わせて若者たちの意識も変わっているのが分かります。

このような変化の激しい時代で何を選ぶべきなのか、どう進めばいいのか、そういったことを考える上でのヒントを本書は与えてくれます。時代が変わるなかでどうすれば自分が納得のいく働き方ができるか、また生き方を選べるか教えてくれる本です。

生き方の姿勢を変えることが未来を変えること

第一に「いつか」ではなく「いま」やろうということです。老後の備えのために今一生懸命働いていたり、行きたい旅行先も仕事のためになかなか行けなかったりと、今を我慢している人はとても多いと思います。しかしそういった生き方のデメリットを本書では詳しく紹介されています。

今海外の遺跡などに行きたいと願っていて、いざ60代で定年退職して行けるようになっても体力は20、30代とは違います。登山などが含まれる旅行は年々難しくなっていくのです。
また若い時に老後の貯金を心配しても、100歳まで寿命が延びる可能性のある現代では意味のないことだと著者は書いています。そのように未来を心配して今を楽しめないのなら、今を楽しむためにお金を使うことを提案しています。

生き方の姿勢を変えることの大切さを著者は本書で教え、提案しているのです。

次に、手に入れたい人生を明確にするです。自分が本当は何をしたいのか、分からない人、気付いていない人はとても多いと思います。そして自分が本当は何が好きなのか、また何がしたいのかが明確になっている人はとても幸運だと本書には書かれています。

幸せというのは周りの人に認められるものではなく、自分が心から満足できるものだと著者は本書で書いています。「自分がやりたいことが明確になれば、人生はものすごく楽になる」と著者は書いています。その自分のやりたいことに向かって、自分の道を決め進んでいくだけでいいからです。

最後に、能力や環境は無関係ということです。
自分が本当は何がしたいのか、何がやりたいのかが明確になるのに生まれや育ち、学歴は無関係だと著者は書いています。そして自分が本当にやりたいことが明確になることにより、自分だけの幸せを手に入れることができるのですから、幸せに生まれも育ちも関係ないと本書では書かれています。

お金のない人生よりも、やりたいことの見つからない人生の方が辛いと著者は本書で書いています。心からやりたいことがある人生はお金があるといった条件などとは比べものにならないほど恵まれている、と著者は書いています。

どうしても周りの評価だったり、お金を持っていたりするかどうかなどで人は自分の幸せを決めてしまいますが、そうでなくて良いということを著者は本書で教えてくれています。自分の幸せの判断軸をしっかりと明確にし、ぶれずに生きるのがとても大切なのだと思います。

未来に不安を感じている人や今の働き方に不満がある人に是非おすすめ


AIの導入やグローバル化など、私たちの働き方が時代の変化によって変わりつつあるのを日頃のニュースなどから感じ取っている人も多いと思います。そして時代は変わってきているのに自分の働き方は何も変わっていないことに不安を感じている人も多いのではないのでしょうか。そんな人たちに本書を読むことをオススメしたいです。本書では今すぐにプログラミングや英語を勉強することなどを説いているわけではなく、未来の設計方法を教えてくれます。不安を感じないで、どうしたら楽しく生きることができるようになるかを教えてくれているのです。

また、今働いている会社や働き方に不満がある人にも本書はオススメしたいです。なぜなら本書では現代の時代の流れの変化、働き方、家族、ライフスタイルの変化について詳しく書かれているからです。
今持っている不満を自分以外の他の人も持っており、そしてそこから行動している人がいる可能性が高いのです。本書では様々な生き方を選んでいる人たちのことについても詳しく書かれています。それを読むことによって本当は自分が何をしたいのか、何をしているのが楽しいのかを見つめ直すきっかけにもなります。

変化の激しい現代で、自分らしく楽しく働いて生きていくためのヒントが本書にはたくさん詰まっています。

gothedistance.hatenadiary.jp

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

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