ビジネス書籍ユーザーレビュー

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ひとりビジネスの教科書: 自宅起業のススメ 佐藤 伝

会社という組織を脱出して、ひとりビジネスを目指すための本です。著者の佐藤伝(さとうでん)さんはひとりビジネス習慣の専門家。習慣のエキスパートとしてテレビや雑誌で紹介されています。習慣に関する著作が累計100万部を突破しているミリオンセラー作家でもあります。

佐藤さんはライフワークとして「ひとりビジネス応援塾」に取り組まれており、この本では、サラリーマンや専業主婦、シニア世代など、あらゆる人たちがひとりビジネスを始めるためのノウハウやマインドを学ぶことができます。

雇われて働く時代は終わった!「自分の好きなこと」や「人の役に立てること」を楽しみながら成功する方法がひとりビジネスだというのが本書の主張です。

全体の構成は、ひとりビジネスとは何かの説明から始まり、コンテンツや商品はどうするか、自分をどのようにブランディングしていくか、ブログやSNSなどのインターネット活用術、集客のテクニック、お金の管理方法、成功習慣、ひとりビジネスのためのチームの作り方、マインドまで、ひとりビジネスを成功させるために必要なことが一通り説明されています。本書のひとりビジネスは、いきなり会社を辞めて起業するというリスクの大きい方法ではありません。会社に勤めながら、あるいは主婦をしながら、少しずつビジネスとして成り立つように育てていくという考え方です。

起業するには必須とも言えるお金や才能、人脈もひとりビジネスには必要ないと佐藤さんは言います。何を売ったらいいかわからない人のために、どのように商品を作るのか、どのように売っていくのかを見つけていくノウハウも細かく紹介されています。普通の主婦がひとりビジネスを始めて、どのように軌道に乗せていったのか、具体的な事例も紹介されているので、何から始めればいいのかわからない方にもイメージしやすいでしょう。

本書の特徴は、ひとりビジネスのノウハウにとどまらず、マインドにも触れられているところです。成功するための習慣やお客様との関わり方、ミッションやビジョンの大切さについても詳しく説明されています。ひとりビジネスは自分らしいやり方でお客さんに感謝されながら、経済的・精神的に豊かになる働き方。単なるお金儲けではなく、競争して人に勝つことを目標にするのではなく、あくまでも自分の得意分野で、お客さんに感謝されながら、幸せに成功することを目指す働き方です。自分らしく、自由に働きたい人にとってはとても参考になるはずです。

「商品」・「集客」・「習慣」がひとりビジネスで成功する鍵である

本書の内容で特に役立ったものが3つあります。
1つ目は商品についてです。今まで会社員の経験しかない人はどのような商品を、どのような価格設定で売ればいいかわかりません。また、どういうタイプの商品があるかもイメージしにくいでしょう。そんな人のために、自分が売る商品を作る方法が紹介されています。商品の製作者、形態、販売場所、販売方法をかけ合わせて考えることで、商品の作り方は24通りもあることが書かれていました。しかも、そんなに難しい考え方ではありません。これなら専門的な知識がなくても何から始めるかを考えやすいですし、すでにひとりビジネスを始めている人でも、商品レパートリーを増やしていくためのノウハウとして利用できると感じました。値づけのコツややってはいけないこと、収入源を複数持つためのノウハウなどもすごく参考になりました。

2つめは集客についてです。ひとりビジネスでは、大きな企業のように多額の広告費はかけられません。お金をかけない集客方法がたくさん紹介されており、とても参考になりました。ブログやSNS、メルマガ、動画の活用など、インターネットを使った方法を中心に、個人のブランディング、名刺、リアルでの集客など、お金をかけなくても集客できる方法はたくさんあることに気づくことができました。ひとりビジネスを軌道に乗せ、安定した経営を続けていくためには、集客は非常に重要です。会社員ではなかなか集客の大変さを実感しにくいと思うので、これだけの方法が紹介されているのは非常に役立つはずです。また、すでにひとりビジネスを始めていて、ブログやSNSをやっているが集客がうまくいかない人も、現在の集客方法を見直すきっかけをもらえるでしょう。

3つ目は習慣についてです。ひとりビジネスを成功させるための習慣は、感情、思考、行動の3つで構成されており、それぞれ3つの全部で9つの習慣が紹介されていました。ここで感じたのはマインドの大切さです。ひとりでビジネスをやっていく以上、ある程度自分を律し、よい習慣を身につけていくことは必要不可欠だと思います。ビジネス上のパートナーはいたとしても、会社員のように上司が注意してくれたりはしません。このような環境の中、楽しく、幸せを感じながらひとりビジネスを育て、継続していくにはよい習慣を続けることが重要だということがよく理解できました。ちなみに私が一番大切にしたい習慣は「感謝」の習慣です。


会社員としてずっと働くことに抵抗にある方は必読です。

まずは、会社員としてこれからずっと働くのは考えられないという方です。雇われる働き方から脱出して、自分のやりたいことで自由に働きたい。でも何から始めたらいいかわからないという方におすすめします。通常、起業と言えば、知識もお金も必要でハードルが高いというイメージがあると思います。

しかし、本書のひとりビジネスであれば、会社を辞める必要はなく、できることから小さく始めることができます。会社に勤めながらコツコツ続け、軌道に乗ってきたら退職して、本格的にひとりビジネスをスタートすることが可能です。今の時点で何をビジネスにしたらいいかわからなくても、それを見つけていくためのヒントもたくさん書かれています。会社員としての仕事にも役立つ内容ですし、自分の将来を考えるきっかけをもらえるはずです。

また、すでに個人事業主としてビジネスをされている方にもおすすめです。今のビジネスがうまくいかない、もう少し商品を増やしたい、他の仕事もしたいという方には、そのヒントが手に入ります。私がまさにそうなのですが、自分の今のビジネスのやり方や考え方を見直すきっかけをもらいました。自分が考えていたよりも、もっとたくさんの商品を作ることができるし、集客方法もたくさんある。他のビジネスを始めることができるとわかったのは大きな収穫でした。他店と戦い、安売り競争するような消耗する内容ではないので、希望をもっていろいろなことにチャレンジできると思います。

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ひとりビジネスの教科書: 自宅起業のススメ

ひとりビジネスの教科書: 自宅起業のススメ