ビジネス書籍ユーザーレビュー

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コンサル1年目が学ぶこと 大石哲之

書かれている内容としてはコンサルというタイトルがあるものの、コンサルティング業界だけでなく、職業・業界を問わずに今後も長い期間役に立つ普遍的なスキルが理解できるような内容の本になっています。

少し絞った例を下記に挙げさせていただきます。
・結論から話す
・数字とロジックで語る
・相手の期待値を把握する
・上司の期待値を超える
上記のような内容が冒頭から書かれています。

「結論から話す」という点については心当たりがある方も多いのではないでしょうか。実際に私自身も日々の業務の中で、社長や上長へ相談をする際、会議体での発言を行う際には必ず意識を強くもっている点です。だらだらと説明をした結果に結局何が言いたかったのかが不透明になってしまうとただの時間の消費となってしまうので、
まずは伝えたい事の結論から説明し、その経緯を後から補足していく話し方を心がけています。

「数字とロジック」という点では主に話の内容に数字と論理を加えることで圧倒的に説得力が上るというポイントが書かれています。
なんでもかんでも数字を踏まえて話をすると嫌な印象も与えかねないので、状況に応じてとなりますが、数字を入れて説明をすることは相手にとっても具体的にイメージがしやすいのでとても伝わりやすくなると思います。

「相手の期待値を把握する」
どんな仕事でも誰かの役に立つ仕事になっていると思います。実際のお客様となる人の立場となって物事を考え、求めるハードルがどのレベルにあることを把握することはとても重要な点だと思います。事前に細かく求められているレベルが分かっていれば後は実行に移すだけなので簡単です。反面、相手の期待値が不透明であると、一生懸命に頑張った結果の成果物が無駄になってしまう恐れさえあります。業界を問わずとても重要な考え方だという事が書かれています。

「上司の期待値を超える」
コンサル業界では良く「その行動に価値はあるのか」なんて言葉が飛び交っていますが、上司の期待に応えるだけでなく、さらに一歩期待を超えたレベルで報告や成果を上げるとその後の仕事の流れも全く違ったものとなってきます。
コピーを1枚頼まれた時、言われた1枚だけを用意して報告するのか、または同時に何か出来る事がないかを自ら考え、合わせて報告を行うのとでは上司の印象もかなり違ったものとなってきます。上司の性格を理解している事が前提でもあるので難しい部分ですが、相手を知る事はどんな仕事でも大切であると書かれています。"


ビジネスをする上で重要なことを学べる

この本を通じて大きく学べる点としては下記の4項目です。
・話す技術
・思考術
・デスクワーク術
・ビジネスマインド

「話す技術」ではそのままですが、話し方・伝え方についてのポイントが学べる内容となっています。前項と重複する部分もありますが、結論から話す、数字やロジックを意識する、期待値を超えるなどのポイントはどんな場面でも大切な点なので今後も引き続き意識をしていきたいと思っています。

・「思考術」の項目では個人的にも衝撃を受けた内容が書かれており気付きを与えられました。それは「考え方を考える」という点。
人は何かを相談をする時にまずは「さて、どうしようか」という場面も多くあると思います。簡単に説明をすると「どうしようか」と発言をする前に「考える」という事です。ケースとしては様々あると思いますが、「考え方」を掘り下げていく事はこれまでの自分にあまり意識がなかった為、この項目に書かれている内容は貴重な自分の財産となっています。

・「デスクワーク術」では主にエクセル、パワーポイントにスポットを当て、作成スピードやプランニング、成果物の作成について書かれています。
ある程度のショートカットや管理ツールについては個人としても知見がありましたが、改めて確認をすることで細かい「ムリ・ムダ・ムラ」の排除が生産性の向上に繋がると確認ができた項目です。

・「ビジネスマインド」では「価値を出す」という事を前提に、「時間はお金」という意識について細かく書かれています。
この項目で感銘を受けた点としては「喋らないなら会議に出るな」という点です。
これまでにも様々な会議に参加はしていますが、結果として発言の場が無かった会議もあった為、この項目については改めて学べた点も多くありました。
「準備が8割」という言葉もあるようにノープランで会議に参加をする事自体がNGであり、意味が無いと書かれています。
本当に発言することが無い会議であれば、その会議自体、本当に必要な会議なのかを疑う必要があると思います。
事前のアジェンダ、当日のファシリテーション、議事録作成、フィードバックが整ってこそ有意義な会議となるという事を再度確認ができた項目です。

・役に立っている場面
個人的な所感にはなってしまいますが、日々、仕事上で接する上司との会話で成果が出てきていると感じています。
この本を読んでからは上司からの反応も良くなってきているので、以前の自分と比べたら伝わりやすくなっているのではと感じています。


新入社員の方に強くおすすめ

お勧めできる対象として最適なのは新入社員の方になるかと思います。ですが、ベテラン社会人の方からしても改めて確認できること、気付ける点は多い内容となっていると思います。自頭の良い方は日頃から自ら考えることが自然と出来ているかと思いますが、相談を持ち掛けたのに逆に怒られてしまった経験がある方などにはお勧めできる本だと思います。

少し業種を絞ったイメージを挙げてみると
・飲食店などの方
日々来店されるお客様との接客で役に立つ内容となっています。また店長やSVの方、後輩と接する時にも利用できる内容は多く詰まっています。

・事務職の方
デスクワークのポイントについて書かれているので日々の業務にマンネリ化している部分があるとすれば良いカンフル剤になるかと思います。
管理表、課題表などのエクセルワークにおいて効率を上げる事は、自分の時間を生み出すことにも繋がるので学べる内容もあるかと思います。

・製造業などの方
業務時間、スピードに関する内容について学べる点が多いのでは感じます。業務内容としては日々、同じ作業も多いと思いますが、いつもと同じ作業をこなしているだけでは同じ成果しか生まれないので、新しい目線で考える事により違った成果を生み出せる可能性があります。

・コンサル業界の方
コンサル業界の方は言わずともというところですが、新人の方は必須のバイブルとなるでしょう。新しい環境へ自らの力だけで飛び込む業界なので、
少しでも壁を感じた時に目を通すと良い本だと思います。

少し業界を分けて書きましたが業界を問わず参考になる内容も多いので自己研鑽の為にも良い本だと思います。

ferret-plus.com

コンサル一年目が学ぶこと

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