ビジネス書籍ユーザーレビュー

ビジネス関連書籍の紹介日記です

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法 内田和成

元ボストンコンサルティンググループで現早稲田大学ビジネススクール教授の内田和成さんが書いた本です。
問題発見・解決を効率的に行うための仮説思考について書かれた本です。問題解決に取り組む際に、完璧に情報が揃っていることはまずないでしょう。

そんな時に手当たり次第に情報収集を行うのではなく、仮の結論すなわち仮説を持って臨むと生産性が大きく上がります。仮説を持って臨むと、その仮説が正しいのかを証明する情報収集に集中することができます。仮にその仮説が間違っていても、新たな質の高い仮説を生む情報になります。無暗に情報収集するようりもはるかに時間を短縮できます。最初は気持ち悪いかもしれませんが、関らず仮の結論である仮説を持つことは生産性を大きく上げることになります。

資料作成の場面においても、仮説を意識しましょう。普通のビジネスパーソンであれば、資料作成の際には、1から順々に作成をしていくでしょう。しかし、仮説思考を用いて作成するのであれば、先に目次と全体の流れを作成します。そうすることによって、全体像と必要な情報を作成前に把握することができます。具体的にパワーポイントでイメージすると先に目次と、各スライドのタイトルだけ埋まっているかたちになります。1から順々に作成するよりも時間を短縮でき、効率的に情報収集を行うことができます。

会議の場面でも役に立ちます。会議に参加する前に既に仮の結論である仮説を持って臨むことによって、より深い議論ができるようになります。情報が揃っていることはほぼありません。そんな中でこういった情報をあつめようと議論していも一向に結論には迫ることができません。そのため、全員が今ある情報で仮説も持って臨むことによって、最小限の情報収集で結論にたどりつくことができます。そのため、生産性の高い会議にすることができます。全員で仮説を検討し、その仮説はなぜ生まれたのか、その根拠を議論し、一番近いものに結論付けて、再度情報収集を行います。

すべての仕事の問題発見や問題解決、また資料作成や会議において、無暗に情報収集を行うのではなく、限られた時間と限られた今ある情報で仮の結論である仮説を持って、思考をすることが仮説思考になります。つまり、1から順々に時間をかけて考えて結論を出していくことではなく、全て仮の結論である仮説を持って、ゴールから考えるということが書かれた本になります。


仮説を立てて結論から考える

一番学べたことは結論から考えるということです。この本に出会う前であれば、まずは情報収集をしてから取り組んでいました。時間がかかり、一つ一つの仕事を完遂させるのに時間が係っていました。しかし、この本に出会ってからは、まずは仮の結論である仮説を持ってから情報収集するようになりました。今までの半分近くの時間で仕事をこなせるようになりましたし、質も上がりました。最初は、すぐに情報を調べようとしてしまうのですが、まずは一旦立ち止まって考えるようにしています。

特に役立ったのは、事業計画作成時です。1から考えるのではなく、まずは目標を決めて具体的に何をすれば、その目標が達成できるのかを考え、現実的に達成なのかを検討することができました。生産性が上がっているのを日々感じることができました。

また資料作成やライティングの仕事の際にも大いに役立ちました。資料作成の際には、まずは伝えたい結論を考え、それからそのために必要な目次を作成しました。そして、タイトルだけのスライドを作成しました。すると自然と全体像が頭に浮かんできて必要な情報が見えてきました。無暗にインターネット検索をしたり、とにかく本を読みあさったりすることなく、必要な情報だけに絞って、情報収集することができようになりました。自分でも驚くほど、仕事のスピードと質が上がっているのが分かりました。

本からの情報収集の際にも全てを細かく読むのではなく、自分はこの情報を得るために読むんだと目的意識を持って読むことができるようになりました。そのため、本の内容も頭に入りやすくなりました。知識を深めていくことができるようにもなりますので、よりレベルの高い仕事をこなせるようにもなっていきます。

記事作成のライティングの際も同じです。最初に伝えたい内容を決めて、それを伝えるために必要な情報のタイトルを先に記載します。その後に必要な情報収集を行い作成を行っていきます。そのため、書きながら内容を作っていくのではなく、最初にすべての内容を頭に描いて作成に移ることができます。手当たり次第に書き始めるよりも時間を短縮し、質も上げることになります。

最初は、かえって考えている時間が無駄だと思うかもしてませんが、その時間が生産性を上げる重要な時間になります。
この仮説思考によって、すべての仕事のスピードと質が間違いなく上がりました。そのため、仕事に役立ったといことは間違いありません。

 

社会人はもちろん論文を作成する学生にもおすすめ

社会人はもちろん、これから論文作成を行う学生にもおすすめです。現在、とにかく情報を収集することが癖づいている方は大きな衝撃を受けるでしょう。なかなか仕事のスピード、質が上がらずに伸び悩んでいる方であれば、必ず成長の糧になります。情報収集ばかりに時間をとられていた自分から大きく成長できると思います。

また、いつも資料作成に時間がかかっている方や、会議が上手く進まずにいつも時間をオーバーしてしまい困っている方は必見でしょう。最初にこの本を読み終えると、すべての思考が変わり始めます。それを実感していくのにまた楽しみを感じます。

論文を書き始める学生であれば、効率的に論文の作成ができるようになります。特に専門的な学問になるため、情報収集をしようと思ったら莫大な量になるかと思います。そんな時に仮説思考を使うことができれば、間違いなく効率的に作成することができます。無駄な情報を仕入れずに、必要な情報だけを効率良く集めていくことができるようになるでしょう。特に学生のうちからこの思考方法を身につけておけば、社会人になった際に、同期よりも効率的に情報収集や、資料作成の仕事を行うことができるようになり、抜き出た存在になれることでしょう。

それくらい威力のある思考方法であり、自身の成長に繋がるものになります。少しでも仕事の生産性を上げたい、成長したいという方や、頭が良くなりたいという方にもおすすめができる本です。

kiyotakakubo.hatenablog.com

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法