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大資産家になるためのアジア副業マニュアル100万円から実現できる人生改革 澤木恒則

大富豪になるためのアジア副業マニュアルはセブ・バンコクに拠点を構え、アジアのビジネスで大成功した澤木恒則氏の著書です。この大富豪になるためのアジア副業マニュアルが主張しているのはこれから起業を考えたいならアジアに目を向けろと言うこと。

なぜ、アジアに目を向けるべきなのか?その理由は日本人であれば、アジアでビジネスを起業して成功することが容易であるためだと筆者は主張しています。

では、なぜ日本人がアジアでビジネスを展開すると成功する可能性が高いのか?その理由はアジアが日本と同じような成長過程をたどっているためであると筆者は主張します。

中産国と言われる位置にあるマレーシア・タイは大体日本の1970年代後半くらいの段階、発展途上国段階にあるベトナム・カンボジア・ラオスといった国は日本の1960年代くらいの段階にあると筆者は言います。そして、私たちはこれらの国よりも数十年先の段階にあります。歴史は繰り返すという言葉がありますが、筆者はこれからこれらの国では日本が経験してきたのと同じ歴史を経験することになるはずだと主張しています。

例えば、タイの場合なら、これから1980年代の日本と同じような経済の動きが生じると考えられます。1980年代と言えばバブルです。バブルの時期に発生したのが土地価格の急騰。これを考えると、今のうちにタイの首都バンコクのコンドミニアムなどに投資しておくというのは賢い判断になります。

また、最近はLCCの就航が相次いでおり、日本から東南アジアに行くにも、キャンペーンを利用すれば往復で2万円もしない場合もあります。また、東南アジアの拠点であるバンコクなら半日で到着することが出来ます。これを生かして日本人が企業に属したまま、週末にアジアでビジネスをする週末起業をすることも可能になっています。この環境を生かして筆者がオススメしているビジネスの形が個人輸入。日本人であればLCCを使ってアジアのさまざまな国を行き来することができます。それぞれの国の流通に詳しくなってくると、例えば、タイではものすごく安く買えるものが、ベトナムでは非常に高値で取引されているといったことがあることに気づきます。この価格差を利用して、ある商品を安く手に入れることが出来る国で大量に仕入れて、それを他の国に持っていて売る、その差益で儲けるという個人輸入がアジアでのビジネスのスタートにはおすすめだと述べています。

個人輸入以外にも、アジアでのビジネスのヒントになるような事柄がたくさん書かれています。アジアでビジネスをしたいと考えている人には必見です。

私個人はアジアで大きなビジネスを興そうといった気持ちはないのですが、そういった立場の人間が読んでも非常に興味深い本でした。

これからアジアを資産を購入する際の参考となる

特に私個人もアジアと日本を行き来する機会が多いので、アジアで商品を仕入れて日本で売る・日本で商品を仕入れてアジアで売るといった個人輸入の話には非常に興味が惹かれました。一度試してみようと思い、日本で安く仕入れたイヤホンなどの商品をベトナムに持って行って知り合いにおすすめしてみたところ、日本の3倍の値段で売れたのには驚きました。

日本では安物でも、ベトナムに行くとメイドインジャパンというだけで大きなブランド価値があり、高値で売れることがよく分かりました。また、日本の化粧品なども2倍以上の値段でベトナムの女の子達に買ってもらうことが出来ました。この個人輸入を本格的にビジネスにする気はありませんが、アジアと日本を行き来する機会が多いようなら、移動するついでの小遣い稼ぎということで、個人輸入と言うビジネスがあるのを意識しておいても良いのかなと感じました。

また、私の場合はアジアのビジネス以外にも、投資にも興味があるので、筆者の三か国に資産を分散するという考え方が非常に参考になりました。日本でずっと生活していたころは意識しなかったのですが、アジアに行く機会が多くなると、特に不動産の分野で「バンコクのコンドミニアムは10年で2倍になった。」、「プノンペンの地下が急上昇している」といった話を聞くことが多く、自然に不動産投資にも興味を持つことになりました。このような話を聞いていると、資産を大きく増やしたいなら、発展途上国への投資というのは視野に入れて考えた方が良いのかなとも感じるようになりました。また、円安・円高といった為替にも敏感になり、民主党政権時代の超円高の頃から、アベノミクスでの急激な円安を経験し、同じ金額の円を持っていても、その価値が全く海外では変わってしまうという経験もしました。これらのことも踏まえて、「日本以外にも資産を持つように資産分散を考えた方がいいかもしれない」と思っていたので、具体的にどのように資産を分散するか、これから資産を購入するならどこの国がおすすめかということを分かりやすく筆者が解説してくれていたのは非常に参考になりました。

題名は大富豪になるためのアジア副業マニュアルとなっていますが、アジア各国への投資情報も充実しているため、アジア投資の参考書の一つとしても有益な本だと感じました。


これからアジアでビジネスを始めたい人におすすめ

まず間違いなくおすすめできるのはビジネスを始めたたいと考えている起業家精神を持っている人。このような人に起業のフィールドは日本だけでなくアジアにも広がっているということを気づかせてくれると思います。また、この本の良いところは最初から大規模なビジネスの話をするのではなく、最初はアジアに行くときにバックパックに日本で買った商品を詰めてきて、それをアジアで売る。日本に帰る時に同じようにバックパックにアジアで買った商品を詰めてきて、それを日本で売るといった具体的かつ始めやすいビジネスのやり方を紹介してくれていることです。このようなビジネスの形であれば資金力のない人でも始めやすいのではないでしょうか。

また、この本はアジアへの投資を考えている人にもおすすめです。この本を読むことでそれぞれの国がどのくらいの成長率で成長していて、投資の環境はどうなのかといったことが分かります。この本の主張によると、アジア・マレーシアは急成長の段階を過ぎてしまっているので、今後はフィリピン、インドネシア、ベトナムといった人口が多く、かつ高い経済成長率を維持している国に投資することを進めています。

そして、具体的にアジアでのビジネス・投資を考える段階に無い人でも、アジアという言葉にひかれる人は読んでみても良いと思います。アジアで起業というと、ものすごくハードルが高く感じられますが、この本を読むとアジアで仕事をすることが身近に感じられるようになります。日本社会の閉塞感に行き詰っている人は急成長するアジアで働くということを考えてみると、世界が広がるかもしれませんよ!

 

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