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ビジネス書籍ユーザーレビュー

ビジネス関連書籍の紹介日記です

仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方 宇都出雅巳

人はなぜミスをするのか?ド忘れや勘違いはどうして起きるのか?
この本では、著者の宇都出雅巳氏が記憶術や脳のメカニズムに沿って仕事上のミスがどうして起きていくのかを分析していきます。

例えば、メールの誤字脱字、宛先の間違え、ちょっとした頼まれごとを忘れてしまう、書類の場所がどこだかわからなくなるなどなど...。
これらのうっかりミスは、どんなに仕事ができる人でも、一度は経験したことがあると思います。

では、これらのミスはどうして起きるのか?みなさんは考えたことがありますか?
それは、自分が思っているよりも信頼できない、想像以上に容量と保持しておく時間が短い、自分の脳にありました。

この自分の脳のメカニズムを理解しておくということは、実はとても大事でした。
あらゆるミスを、著者の宇都出雅巳氏は4つの分類に分けて解説しています。
1つ目は、「そういえば、あれを頼まれていたんだった!あれ、その書類どこ置いたっけ?」などのド忘れが原因となる「メモリーミス」。
2つ目は、「メールの誤字脱字確認!送信!やべ、資料添付するの忘れた!しかも宛先も違ってる...」など、他人からは注意不足と言われてしまう「アテンションミス」。
3つ目は、「すみません、私はこういう意味だと勘違いしてました!もう一度やり直します」などの勘違いやコミュニケーションのズレによって起こる「コミュニケーションミス」。
そして最後となる4つ目は、「あの時、なんであんな判断をしたんだろう?もっとよく考えて判断すべきだった...」という判断能力による「ジャッジメントミス」。
普段のミスをこれらの4つに落とし込み、ミスの原因とは何かを考えていきます。
まず、この4つのミスを起こす時、脳はどんな働きをしているのか?
どうしてこのようなことが起きてしまうのか、脳のメカニズムを見てみると、ミスは起きてもしょうがないものなんだ。と理解することができます。
著者も言っている通り、まずは自分の脳がどれだけ頼りにならないかを理解する必要があったんです。
本書では、それをまずは理解をした上で、対策を考えていくという内容になっています。

ミスをする前提で仕事に取り組む

職場に一人は必ず、うっかりミスが多い人や、よく注意を受けている人がいると思います。彼らはなぜミスがなくならないのでしょうか?
きっと、そういう人こそメモを取らなかったり、チェックシートを使わなかったり、「ホウ・レン・ソウ」ができていなかったりと、基本中の基本!というようなことがしっかりとできていないように感じます。

それは、この本書を読んでなるほど!と実感した部分です。一見、この「メモを取る」という行動は、昔から言われていることで、おそらく「当たり前」のことかもしれませんが、その「当たり前」ができていない人、「当たり前」だと思っていない人もかなりいます。

そういう人は、説明を受けた時や注意を受けた時は「覚えた」と思っているんです。「これくらい、メモとる必要もない。大丈夫、覚えられる!」と思っている。
でも、結果、そのことを忘れてしまい、同じ質問や失敗を繰り返しています。というか、忘れてしまったという事実ですらわからなくなっています。
私はこの本を読んでわかったのは、どうしたらミスを防げるか、という明確な改善方法ではなく、まずはどうしてミスが起こるのか、その仕組みをよく理解しようね。ということだったんです。私自身、うっかりミスを繰り返すタイプの人でしたが、この本を読んで自分の脳がどれだけ信頼できないかよくわかりました。

これが理解できると何がいいのかというと、「どうせすぐ忘れるんだから、メモしよ」とか、「絶対この中にミスがあるはず」と、自分自身を疑うことで、ミスを回避できたり、早期発見したりすることができます。
私も、思ったより自分はあてにならないということを肝に銘じ、仕事に取り組むようにしました。
すると、今までより重点的に確認したり、Wチェックをするなど、自らそう言った確認事項を行うことができています。
おかげさまで、ミスも減り、仕事の容量も少しずつ増やすことができています。
さらに、ミスが減ることで、上司からの信頼も得ることができました。

うっかりミスが多い人、ミスが減らない人に読んでほしい

うっかりミスが多い人、どうしてもミスが減らない人、なぜミスをするのかがわからない人に読んでもらいたいです。
そして、ミスは無くならないんだということを改めて実感してほしいです。
また、自分では仕事はうまくいっていると思う、という人にも是非おすすめです。
重要な場面でのミスは、取り返しがつきませんから、この本を読んで、事前にミスを犯すかもしれないという危険性をあらかじめ良く知っておくといいかもしれません。
私は、ミスが多発して、会社の人に迷惑をかけてしまった時に読みました。
もちろん勉強になることがたくさん書かれていますが、ミスが起こることは当たり前なんだ、私は普通なんだ。と思うことができ、気がスッと楽になったのを覚えています。
是非、仕事に行き詰まり、やる気を失ってしまったという人も、この本を手にして見てください。

もっともっと仕事がやりやすく、やりがいを感じるものに変化していくことでしょう。
そして、そのことをたくさんの人に共有してあげてほしいです。

anond.hatelabo.jp

仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方

仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方

  • 作者: 宇都出雅巳
  • 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
  • 発売日: 2016/08/12
  • メディア: Kindle版
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