ビジネス書籍ユーザーレビュー

ビジネス関連書籍の紹介日記です

バカでも年収1000万円 伊藤喜之

本書は、学歴や資格を強みとしているエリートに対して、そのような強みのない「おバカ」が逆転するための方法が書かれているビジネス書です。そしてこの本は、自らを「バカリーマン日本代表」と呼んでいる、ベンチャー企業取締役の伊藤喜之氏によって書かれています。

やはり彼自身も学歴はなく、会社に就職してからもしばらく活躍できなかったそうです。そんな中でいかにして年収1000万円以上を達成するまでになったのかという話が散りばめられながら、理論が展開されています。

また本書は「おバカ」でも実践できるようにと、特別なスキルなどは必要とせず、やろうと思えば誰でもできる方法しか書かれていないのも特徴です。その方法というのは、重要度によって分けられており、一番重要な理論として前半のパートで6つの方法が紹介されています。

その中の例としては、「超速行動でエリートを置き去りにする」、「夢や目標は捨ててよい」などがあります。
超速行動の項目では、著著自身が尊敬する人からおすすめされた商品をその場で購入した話などが書かれており、それによっていかにインパクトを与えたかといったような内容になっています。このような行動は誰にでもできるものだし、いかに相手の気持ちを動かすかという点が強調されています。

本書は、相手の気持ちを動かすということについてよく考えられている点で優れています。確かに論理的な方法論というのは効率的かもしれませんが、世の中は人で回っている以上、相手の気持ちを動かすことが何よりも重要ということなのだと思います。

また「夢や目標は捨ててよい」という項目では、多くのビジネス書とは逆のことが書かれていると言えます。一般的には夢を持つことで日々の行動に目的意識が生まれると言われていますが、本書ではそのようなものに縛られるよりも毎日を最大化することが大切だと主張しています。とういのも、夢が持てるようになるのはある程度自分のステージが上がったときであり、夢がないうちは無理に探す必要がないというのです。このように一般的に言われている理論にどうも馴染めないという人には、新鮮な視点を与えてくれる本だと思います。


「超速行動」はビジネスだけなく日常生活でも有益

本書の最重要項目の1つとして取り上げられている「超速行動」は、ビジネスでのシチュエーションはもちろんのこと、日常生活でも役立つと思っております。

例えば、私は今海外の映画を勉強しており、仕事場に映画に詳しい人がいたのでいろいろ教えてほしいと思っておりました。そして一度、その人におすすめの映画などを尋ねたところ、いくつかの映画を教えていただきました。その頃、ちょうど本書を読んでいたのですぐに行動して熱意を伝えようと、おすすめされた全ての映画を当日に見て、翌日には感想を言いに行きました。

すると、私のレスポンスの早さが嬉しかったようで、それ以降こちらから聞きに行かなくてもいろいろと教えてくれるようになりました。こうして日常生活に応用できることを考えても、本書の教えは簡単に実行できて、さらに人の気持ちを掴むのに有効な方法なのだと感じました。

また、私自身よくビジネス関連の本を読むのですが、しばしば夢や目標を持つことの重要性が語られています。そしてその夢から逆算して今するべきことを考え、その課題を1つずつクリアしていくことが大切だと言われています。こうした考え方は本当に正しいと思いつつも、一方で問題もあると感じていました。それは単純にモチベーションが上がらないということです。

目標に向かって日々のやることを割り出すというのはとても論理的な考え方で正しいとは思うのですが、私は性格的にそのように緻密に決められたスケジュールをこなすのは合わないと感じています。それよりはある程度感情に従いつつ、今日を最大化するために全力を尽くす方が結果も出るのではないかと思っております。あるいは、目標という長期的な視点ばかりを意識しすぎて今日という日に集中できていなかったのかもしれません。いずれにせよ、

本書ではっきりと「夢や目標を捨て、身軽になった方が勝ち」と書かれているのを見て、私自身日々の取り組みに集中できるようになったと感じており、本書が役立ったと思っています。


社会人1年生に読んでほしい本

本書は社会人に入りたての比較的若い人にはおすすめできます。著者のストーリーが散りばめられており読みやすいという理由や、著書自身が若いので考え方に馴染めるということもあるかと思います。ビジネス書の多くは大企業の社長や偉大な人によって書かれているのですが、この本は少し年上の先輩からアドバイスを受けているといった感じで読めます。

その他、論理的な思考法の本などに考え方が馴染めないような人にも、本書はあっていると思います。本書の中でも、著書自身がロジカルシンキングは苦手だと言っています。ただ、その代わり人の気持ちを動かす取り組みに集中するタイプの人なので、そういった良さを自分も取り入れたいという方には一読の価値があります。

また、本書は全体を通して、著書がひたむきに頑張ってきてここまで成長できたストーリーが描かれているので、読んでいて元気をもらえます。そういった意味では、頭で小難しいことを考える本よりは、元気をもらいたいと思っているような人にもおすすめです。内容もわかりやすく書かれているのでビジネス本をあまり読んだことが無い方でも読みやすいと思います。

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バカでも年収1000万円

バカでも年収1000万円