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上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え 喜多川泰

一生に一度きりの人生。最高の人生にするためのヒントを、賢者の書、手紙屋、君と会えたから、など数々のヒット作を通してメッセージを送る喜多川泰氏の傑作です。
一度読み始めたら自分の事を見られているようで止まらない、読み進めるほどに自分自身と向き合う感覚になる人も大勢いるでしょう。

ストーリーは一人の青年が東京での成功を夢に描き、家族に見送られながら電車に乗るシーンから始まります。主人公は祐介という大学を出たばかりの青年です。

 東京へ出たら憧れの会社の中で出世したい、自分の家族と家を持ち、子供にも恵まれて、かっこいい車に乗り、何不自由なくいい生活がしたい。いずれは独立して会社の社長となって、、人生を謳歌していこう。

そう自分の胸にちかって電車に揺られる祐介は、電車に乗る前に父親から渡された本のようなものを見つめていました。東京へ向かう間、普段は話す機会も少なかった父から預かった「本」に目を通します。それは、人生のスタートラインに立った息子のために、上京の1年前から書き溜めた手紙でもあり小説でもありました。

夢を描き社会に出た息子へ送るメッセージ。社会にでて、気が付いたら夢を忘れ、現実とのギャップに、「本当はこんなはずではなかったのに・・・」と心のどこかで後悔を感じている人がはっとさせられる内容です。

社会人として、父親として、人間として必死に生きてきた人生の先輩が送る、ここから人生をスタートする夢にあふれる若者へのメッセージは、まるで自分に充てられてた手紙です。現状を見透かされたような、未来予想図を読んでいるような気持ちにさせられるシーンもあります。

どうすれば夢を実現させられるのか、成功者になれるのか、いつのまにかあきらめるのではなく、描いた夢を一つ一つ叶えていける生き方とは。本を読んだ後には自分のすべきことが明確になることでしょう。

これから社会へ出る若者はもちろん、社会にでて改めてどうしていくべきか人生を見つめなおしている人、これから子供を社会に送り出す親世代にも広く受け入れられている理由がうなずけます。

生き方とは?人生とは?まだまだ人生これからだと奮い立つ、勇気をも与えてくれる。読み終わった後には自然と大切な人におすすめしたくなる、作者渾身の1冊です。

自分に正直に全力で行きていくことを気付かせてくれる本

上京物語を読んで初めに受けた印象は、正直に表現すると「重い」でした。
読んだ方には分って頂けるかと思いますが、なぜ「重い」のかというと、ウソ偽りなく正直に人生について書かれているからです。

現実を突きつけられる感覚というか、今の自分が目を背けたがってるけど本当は目を向けなければならない現実を主人公と共に人生を通して体感するという感覚です。
重いのですが、とても他人事とは思えずに一気に読み終えてしまいました。

読み終えての大きな気づきは、成功する人、自分の理想を叶えていく人は、考え方と努力が違うということです。

印象的だったのは、「常識だと思っているものは主にテレビや映画などを通じて植えつけられた一つの価値観に過ぎない。それが正しいという根拠はどこにもない。」という言葉です。
社会に夢をもって出たはいいものの、新しく飛び込んだ会社、初めての人間関係、仕事という責任感、大きな環境の変化になれるために目の前のことに必死な新入社員時代は、自分が心に決めていた夢さえ頭の片隅に忘れてしまうほど目の前のことに一杯一杯です。キャパオーバーな経験も自分の糧と信じてまずは会社に慣れようと必死になるあまり、周りに染まること、和を乱さず失敗を恐れた生き方を身に着けて、常識の中に自分を収めようとしてしまいます。

しかし、この本を読んで、自分の人生は自分でしか作れないこと、幸せは自分自身が決めるべきこと、本当はどうしたいのかに立ち返って、時間と忙しさに流されずに努力する大切さを学びました。社会にもまれ、一生懸命になっているうちに「どうせ人生こんなものか」とあきらめることで自分の理想から目をそらしていた私は、この本を読んで、もっと自分の事を大事にして自分に正直に全力で生きていこうと気が付くことができました。

「成功する人というのは、今この瞬間からでも、やりたいことを始められる人なんだよ。」そう教えてくれたこの本に感謝しています。

やりたいことが見つからない人にこそ読んでほしい

この本は社会に出る前の若者にも読んでほしいのですが、特に読んでほしいのは社会に出て数年がたち、心のどこかでモヤモヤを抱える、人生について本当にこのままでいいのかと自問している方へぜひ読んでほしいです。

日本はまだまだ終身雇用の空気や、転職なんてという考え方が残っていますが、周りの目線のせいにして、あきらめている自分に言い訳して、最低限の人生を送ってたまるかと心のどこかで思っている人にはぴったりです。

やりたいことがわからないという人こそ読んでほしい。失敗を恐れる癖がついた人にこそ読んでほしい。なぜなら私がそういう考え方だったからです。本の中で、「人生におけるただ一つの失敗は、やりたいことがたくさんあったのにかかわらず、結果を恐れて動けないまま、人生を終えることだよ。

つまり、何の挑戦もせずに一度しかない人生を終わってしまうことこそが失敗なんだ。」という一節に私はドキッとしました。図星を指されたのです。すぐに状況を変化させる勇気や基盤がないという人でも、それでもなにか前に進みたいと思っているすべての人にお勧めする最高の1冊です。

www.mazimazi-party.com

上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え

上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え

  • 作者: 喜多川泰
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2009/02/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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