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一生かかっても知り得ない 年収1億円思考 江上治

この本の著者は富裕層を専門としているカリスマ ファイナンシャルプランナーです。著者は株式会社オフィシャルの代表取締役、株式会社企画塾顧問、株式会社MMCコンサルティング顧問、ゴールドスター・アセットマネジメント株式会社執行役員という肩書を持っています。

本の題名が示す通りいかにして「稼ぐ人」になるか?について書かれています。素晴らしいのは実際に筆者の会社に入社すると、それまで営業成績が振るわなかった人も、学業成績が優秀でも実践経験がない人も、3年たてばきちんと「稼ぐ人」に成長し、自信を持って仕事をしている事でしょう。

 筆者は部下を覚悟を持って育てていますし、それは筆者のマネジメントを受けている社長さんたちにも共通しています。

この本を読むと常識が覆されて、目から鱗がおちるような気分になります。稼げない人は嫌われる人とのフレーズは、方法が判らないから、サラリーマンだから稼げないと言い訳してきた者にとって、衝撃のひとことになりました。

確かに稼いでいる人は信頼のおける人物ですし、そのような人物はきっと誠実な人でしょう。自分の中に持っていたお金を稼ぐ能力と人間の人格とは別だというような、甘い考え方は粉みじんに吹っ飛んでしまいます。

素直に働くことで成功している人々に認められる

年収1億円を稼ぐ人は、一握りの特別な人であり、自分たちのように年収800万以下の暮らしをするのが普通の人だ。というような考え方がどれほど怠惰な考えであるかを知ることができました。お金というものの考え方が根本から覆された気がします。

やりたい仕事や自分の強味を生かす仕事に就くことが、稼ぐための最初の1歩だと考えていました。世間でも好きなことを仕事にしよう。とか夢を持って仕事をしていくべきだと言われています。

しかし、筆者はこのような考え方を真向から否定してしまいます。日本では古来から長幼の順が大事にされてきていてマナーや伝統を守ることは極めて自然だというのです。

そしてひたすら教わったとおりに丁稚奉公のように素直に働くこと、それが自然の姿だといいます。

他者を揶揄して筆者の元で働く人を「奴隷」だといいますが、その奴隷のような人が大きな会社を経営している経営陣から信頼を得て相談されるようになるのですから、筆者の理論は成功していると言えるでしょう。

稼げないということが、自分の力量を過大評価しているからであり、現実の見極めが極めて甘いことの証明で、自分勝手な行動をしているからだと知ることは、行動を変える大きな力になります。

お金持ちをうらやましく思っていたり、お金を持っている人がなんだか胡散臭く感じていたのが嘘のようになくなってしまうでしょう。

富裕層の相談相手になるということは、経済活動の面で成功している人々に認められるということなのだ!ということを知ると、自分がどれだけの人間に信頼されているかを考えることになります。

飲み屋で愚痴をこぼすサラリーマンはすべからく、顧客情報や社内情報の漏洩者だというのは、真理ではあっても厳しい言葉です。

けれども誠実な人は会社の情報はこれっぽっちも漏らさないでしょうし、そのような人こそ誠実で信頼に価する人でしょう。この本は自分を一人前の社会人として成長するために役立ちます。

仕事についての捉え方を考え直す本

この本は全てのビジネスマンに読んでほしい本です。仕事というものの捉え方を考え直すことになるでしょう。すぐに役立てるなら営業マンなら使えるスキルが出てきます。しかしこの本は経営者にとっても人をどのように育てていけばよいかを知るためのバイブルになります。

自分の手で社員を育てることで、会社を大きく強くしていくことができます。なぜなら本当に稼ぐ人は、会社を大きくできる人のことだからです。

自分の稼ぎではなく会社を大きくしていく人を育てていくのが経営者の仕事です。ですからこの本は部下をもつ係長、課長、部長などの責任職についている人にとってはマネジメントを学べる本になります。

けれども一番読んでほしいのは、これから社会に出ていく学生さんや、新入社員の皆様です。この本を読んでおけば仕事というものの考え方が変わるからです。そしてもし今ノルマを達成できなくて悩んでいる営業マンがいたら、読んでみてください。

何故ノルマが達成できないのか、その理由がすぐに理解できるでしょう。ノルマ達成は実は簡単だったのです。その秘密は読んでからのお楽しみです。

president.jp

一生かかっても知り得ない 年収1億円思考

一生かかっても知り得ない 年収1億円思考