ビジネス書籍ユーザーレビュー

ビジネス関連書籍の紹介日記です

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法 内田和成

元ボストンコンサルティンググループで現早稲田大学ビジネススクール教授の内田和成さんが書いた本です。
問題発見・解決を効率的に行うための仮説思考について書かれた本です。問題解決に取り組む際に、完璧に情報が揃っていることはまずないでしょう。

そんな時に手当たり次第に情報収集を行うのではなく、仮の結論すなわち仮説を持って臨むと生産性が大きく上がります。仮説を持って臨むと、その仮説が正しいのかを証明する情報収集に集中することができます。仮にその仮説が間違っていても、新たな質の高い仮説を生む情報になります。無暗に情報収集するようりもはるかに時間を短縮できます。最初は気持ち悪いかもしれませんが、関らず仮の結論である仮説を持つことは生産性を大きく上げることになります。

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マーケット感覚を身につけよう-「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法 ちきりん

この本はアメリカの大学院留学のあと、外資系企業勤務を経て、2011年から文筆活動に専念されている、ブロガーちきりんさんが書いた本です。ちきりんさんのブログ「Chikirinの日記」は日本で有数のアクセスと読者がおり、多数の本も出版されています。

この「マーケット感覚を身につけよう」は、「自分のアタマで考えよう」と「自分の時間を取り戻そう」からなる、「世の中を生き抜く根幹の力」解説シリーズ三部作のうちの一冊です。

「自分のアタマで考えよう」では、ニュースや仕事など、自分の身の回りにあるあらゆる問題に対する考える方法について書かれており、「自分の時間を取り戻そう」では、仕事や家事の生産性を上げて今よりも自分の時間を増やす方法について書かれています。

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20歳の自分に受けさせたい文章講義 古賀史健

この本は実際にライターとして生計を立てている古賀史健さんが、文章を書くためのノウハウを紹介したものです。古賀さんはライター歴15年のベテランで、「読まれるための文章」を書いてきたエキスパートです。その古賀さんが一番はじめに訴えるのは、「話すことはできるのに、文章が書けない人が多い」ということです。

本の教育では、国語の授業の中で小説や物語といった文章の内容理解は教えますが、あまり「文章の作り方」というのは教えていません。作文の授業はありますが、その授業内容といえば内容の添削はあっても、文章の章立てや文節などの推敲、どうしたら読みやすくなるか、といった「文章を書くための技術」についての指導はほとんどないと言っても差し支えないほどです。

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本当にわかる為替相場 尾河眞樹

この本は、タイトル通り経済の為替市場にスポットを当てたものになっています。全十章からなっていますので、さらっとその章について説明していきたいと思います。第一章では為替通過ペア(ドル円、ユーロドル、ユーロ円)などの基本的な事柄から始まるので全くの初心者でも難なく読み始められます。

そして、第二章では基本をわかったうえでの市場全体の大まかなながれについて説明されていて、第一章の基本を元にどのような仕組みで為替相場が変動し、どのような人が動かしているのかを学びます。

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日本3.0 佐々木紀彦

こちらの本は、元東洋経済オンラインの名物編集長で、現在は、急成長中のNewsPicks(ニュース共有サービス)で編集長を務める佐々木紀彦氏が書いた作品です。佐々木氏は、私(35歳)と同年代ながら、東洋経済オンラインをビジネス系サイトのトップに押し上げた立役者で、ホリエモン氏や小泉進次郎氏など日本を語るうえでキーマンとなる人物と広く親交があります。

また、私が同ニュース共有サービスを読者兼ピッカーとして利用していることもあり、以前から佐々木氏に興味を持っており、読ませていただきました。

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マッキンゼーが予測する未来 リチャード・ドッブス(他)

これからのビジネスはどうなっていくのかを、あのマッキンゼーが分析し、予想する本です。ロンドン、サンフランシスコ、上海をベースとしている、マッキンゼーのシニアパートナーであるリチャード・ドッブス、ジェームズ・マニーカ、ジョナサン・ウーツェルの共著となります。

その内容は数々の統計、企業の数々の実例などから導き出された現状、そこから予想される、これから起きるであろう予測される事柄が記載されています。変化の速度が加速していること、ネットの普及により、都市でない場所で爆発的に何かが起きることが予測されるため、これまでの経験値では予測不可能なことが起きてくるだろうと彼らは述べています。

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チーズはどこへ消えた? スペンサー・ジョンソン

チーズはどこへ消えた?」は、アメリカ合衆国の医学博士で心理学者でもあるスペンサー・ジョンソン氏による全世界で累計2400万部を超える売り上げを記録したビジネス本です。

この本は、1998年にアメリカで出版され大ヒットを記録すると、その人気は瞬く間に世界中に広がり、やがて日本でも2000年に扶桑社から出版されて現在までに400万部も売れて続けるロングセラー本となっています。

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世界を変えるエリートは何をどう学んできたのか? ケン・ベイン

著者であるケン・ベインはコロンビア大学の学務担当副学長を務め、本書にてハーバード大学出版局賞を受賞しています。本書の他には「ベストプロフェッサー」という著書で全米ベストセラーを獲得しています。共通するのは教育にかける情熱で、どのように学ぶか? ということとの専門家であり、権威ということでしょう。

本書で書かれている主張は明確です。名門校で学んだ真のエリート(決して単なる学業優秀者ではなく、後にそれぞれの業界で活躍した人)たちへの調査をもとに、「内発的動機付け(外発的動機付けと対照される)」が持つ力がいかに凄いものであるかを語っています。

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人生を変える習慣のつくり方 グレッチェン・ルービン

この本は、アメリカの作家グレッチェン・ルービン氏が執筆したもので、2016年12月に発行されたものです。タイトルにもあるように、「どうすれば人は変われるか?どうすれば人生が良くなるのか?」を考える上で、その人の日々の生活を形作る習慣について、筆者自身や周囲の家族や友人の体験談を元に掘り下げてまとめています。

「運動をする」、「定期的に掃除をする」といったことが良い習慣であり、「夜遅くに甘いものを食べる」、「深酒をする」といった習慣が悪いものであるということは、誰でも頭ではわかっています。それでも、良い習慣を身につけたり、悪い習慣を断ち切ることは容易ではありません。筆者は、習慣について人の行動をさらに掘り下げて、

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英EU離脱 どう変わる日本と世界 経済学が教えるほんとうの勝者と敗者 安達 誠司

著者の安達誠司さんは外資系証券会社を渡り歩き、現在、丸三証券の経済調査部長をされています。現代ビジネスで経済コラムを書かれていて、経済学とデータを用いた分析に定評があります。また、日本経済の長期停滞(名目経済成長率0%、物価が下落し続ける現象)への対策として、大規模金融緩和を唱える”リフレ派”の論客としても知られています。

本書は、いわゆるブレグジットと呼ばれるイギリスのEU離脱に関して、当事者のイギリス、EU、日本への影響と今後について論じています。一般的に世界のメディアやIMFやOECD等は、「ブレグジットでイギリスは経済的に大打撃を受ける」、「イギリス金融界(シティ)の権威は失墜し、金融の拠点がEUのフランクフルト等に移る」という論調を展開していました。

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